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不妊治療をしていく上で考えられる選択肢の一つ、体外受精。治療の中心である女性は通院を重ね、医師から色んな説明を受ける中で徐々に覚悟を決めることができますが、夫との認識の差にギャップが出てくることも。妊活の先輩ポチ子さんが夫に不妊治療を受け入れてもらった方法とは…!?
私が、初めて「不妊治療を受けたい」と夫に伝えた時、夫はビックリする程あっさりと治療を受け入れてくれました。
不妊治療専門院での初診も「一緒に行くからね」と付き添ってくれて、院長先生から『不妊治療』についての説明を夫婦で受ける事ができました。
初診で、院長先生から「年齢的に体外受精を視野に入れ治療をしていきましょう」と言われた時、夫は相当ショックを受けた様子でした。
なかなか妊娠に至らない事を相談し、専門医からアドバイスをいただく程度だと思っていたらしく
「こんなに本格的な話になるとは思わなかったよ…」
と言って落ち込んでいました…。
通院を開始し、初期検査を受けながら、ホルモン値やエコーで排卵日を予測するタイミング療法を数回受けましたが、妊娠に至らず…。
あっという間に体外受精へステップアップする事になりました。
体外受精へ踏み出す際に、クリニックから『体外受精の同意書』に夫婦でサインをするよう言われ、自宅に同意書を持ち帰りました。
治療は女性メインなので、通院している私は、毎回医師から説明を直接聞き、とっくに体外受精の覚悟ができていて、当たり前に夫も“同じ気持ち”だと思ってサインを求めたのですが…
夫は、同意書にサインをするのを嫌がりました。
夫は、まだ自分達夫婦(私)が不妊症だと納得できておらず
「少し妊娠しづらいだけで、ちゃんと夫婦生活をもっていればいつか授かれると思うから、体外受精まで受けなくてもいいんじゃないか?」
と言いました。
その時点で、自己流のタイミング(アプリで生理周期からの排卵日予測)を約1年、医師の診断のもとタイミング療法を4回受けていて、まだ1度も妊娠に至っていない状態でした。
もちろん、ずっと夫婦生活を持っていれば、いつか自然妊娠をするかも…という可能性もあります。
ですが、(当時)36才で、既に『不妊症』の定義にスッポリ当てはまっている私には、自然妊娠をのんびり待つ…という事は怖くてできず、改めて夫に家族計画について話し、体外受精の同意書にサインを求めました。
最初の体外受精で、卵子と精子が自力で受精する事ができない『受精障害』の疑いが出ました。
夫は、その結果を聞いて
「もし僕があのまま体外受精を拒んでいたら、時間だけが過ぎて余計辛い思いをさせたかも知れない…。僕達に治療が必要だという事が早く分かって良かった…。」と言いました。
それがきっかけで、夫も不妊治療に対する気持ちが大きく変わった様子でした。
今は私が弱音を吐いても
「不妊治療は無限に続けられる治療じゃなく、必ず終わる日が来る。その時が来たら結果が出てなくても終わらなきゃいけない。なら、治療を受けられて、可能性がある間は投げ出さずに頑張ろう。」
と背中を押してくれています。
心強い味方であり、運命共同体である夫と、終わりを迎える日まで二人三脚で歩み続けようと思っています。
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この記事のライター
ポチ子
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1978年生まれ2011年に結婚しました。約1年間の自己流妊活後、不妊治療を受ける決意をし治療開始。同じ悩みを持つ方や、不妊治療について知りたい方にとって、少しでも参考になればと思い自分自身の不妊治療の体験をブログで綴っております。
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