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日本人の多くが悩まされる便秘。便秘が続くと体調不良になるだけでなく、肌が荒れてしまったり、イライラしたりと色んなところに影響を及ぼします。腸内環境を整え便秘を解消することで、腸内美人を目指していきましょう。
現在、日本人の3人に1人が便秘の症状があると言われていますが、皆さんは快便派ですか?体内の老廃物や毒素の75%は便から排泄されると言われます。このように多くのものを含む便は、日々スムーズに体の外に出してあげたいものですね。
便の回数は人それぞれ。1日3回という人もいれば、3日に1回の人も。便秘の基準には様々な意見がありますが、平均的には1~2日に1度、便がスルンと出ることが目安だそうです。硬すぎる便や、量が少ないコロコロ便も便秘症状だと考えられます。
体に便が溜まっていると、以下のような症状が現れます。
・肌荒れ・吹き出物
・イライラ・不快感
・肩こり・腰痛
・疲労感・だるさ
数日間腸の中に便が留まっていると、有害な物質が発生し、肌荒れの原因に。
また便秘が続くと、骨盤内の血流が滞ることから、全身の血液の流れも悪くなります。それが冷えや肩こりを引き起こすことに繋がるのです。あなたの不調は、もしかしたら便秘によるものかもしれません。
便秘になる原因にはどんなことがあるのでしょうか。
主に1.腸内環境の問題 2.食物繊維不足 3.ストレス
などが考えられます。
中でも、現代人は腸内環境が良くないことが大きな原因の一つ。そこで腸内環境を整え、便秘を解消するために、私たち日本人が積極的に取り入れたい植物性乳酸菌についてご紹介します。
乳酸菌には動物性と植物性があり、動物性乳酸菌はヨーグルトやチーズに含まれます。一方、植物性乳酸菌は野菜などの植物を発酵する時にできるもので、ぬか漬けやキムチ、味噌などの発酵食品に含まれています。
動物性乳酸菌はヨーグルトなどから手軽に摂れることがメリットですが、胃酸や熱に弱い性質があり、腸に届く前に死滅してしまうといわれます。それに比べて植物性乳酸菌は、酸や塩分の多い漬物樽の中で、植物の限られた栄養のみという厳しい環境下で育ちます。厳しい条件の中で育った、タフな植物性乳酸菌は、生きた状態で腸に届くといわれています。
そして、腸の中で善玉菌を増やしてくれるので、腸内環境を整え、悪玉菌の増加を抑えます。悪玉菌が減ることで免疫力は高まり、アレルギー症状などを改善することも期待されているのです。
植物性乳酸菌を含む食品は、昔から日本人に馴染みのあるものばかり。
漬物・キムチ・味噌・しょうゆ・納豆・あま酒などが挙げられます。
最近では、植物性乳酸菌を使った飲料なども出てきていますね。
動物性乳酸菌は、生きたまま腸に届かないからといって、全く意味がないわけではありません。動物性乳酸菌は、腸内で善玉菌のエサになり、腸の働きの手助けをしてくれる役割もあるのです。大切なのは、アクティブに腸の調子を整えてくれる植物性乳酸菌と、善玉菌のエサとなる動物性乳酸菌をバランスよくとってあげることです。
腸の中がキレイな人は、お肌もキレイと言われます。昔から親しまれてきた、日本の発酵食品を積極的に取り入れて、快便で腸内美人を目指してください。
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この記事のライター
関谷ハルカ
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国内外のホテルスパでセラピストとして経験を積んだ後、現在は美容コンサルタントとして活動中。ファスティングを学んだ事から食の観点からの提案も行っています。世界中の美しい景色や自然が持つ力に感動し、サステイナブル・オーガニックなライフスタイルを実践・発信しています。
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