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不妊治療がもたらした私の変化

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どんなことも、その立場に立たなければわからない事はたくさんあります。不妊治療もその一つ。妊活の先輩ポチ子さんは、不妊治療をする中で、たくさんの人の痛みや想い、色々な人生観や考え方を知り、学びました。そして、たくさん苦しんで、悩むことで成長していったのです。

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目次

妊活と程遠い生活

私達夫婦は、結婚するまでに長い同棲期間がありました。

その長い同棲期間で、すっかり“家族感覚”になり、実際に妊活を始めるまで、新婚なのに同棲していた時とあまり変わらない“お互いに好きな事をして過ごす”生活をしていました。

特に私の生活リズムは、休みの度に昼夜が逆転し“妊活”とは程遠い生活でした。

ゆるい妊活生活

結婚3年目、妊活を開始し初めて“夫婦であること”や“妊娠”を意識するようになりました。

とはいえ、まだ初めての挑戦に浮かれていたり、気持ち的に余裕があったりしたので、自分の生活を妊娠に向けてしっかり改善していく事ができませんでした。

今思えば、ものすごくゆる~い妊活生活だったと思います。

そして、1年の手探り妊活後、不妊治療を開始し、やっと自分の中で意識が変わり始めました。

不妊治療が続き、変わったこと

1日に何杯も飲んでいたコーヒーをカフェインレスに変えたり、大好きだったビールをノンアルコールにしたり、体重管理をしたり…サプリメントや食生活を…という生活面の変化はもちろん夫との気持ちの繋がり方も変わってきました。

これまで“家族感覚”になり、どこか雑になっていた会話も、不妊治療を通してしっかり夫婦で話し合う機会が増えました。

お互いが何をどう考えているのか、どういう気持ちなのかをきちんと向かい合い、納得するまで話すようになり、今では、他愛もない事でも夫婦で話し合う癖がつきました。

一番変わったこと

妊活・不妊治療を繰り返し、一番大きく変わったのは私の考え方です。

私は…今まであまり物事に興味がなく、深く考える事も、たいした努力もせず生きてきたので、とても視野が狭く、それなのに、まわりの人や環境に恵まれていたのでそれに甘えて…。

とにかく…私はとても残念な人に仕上がっていました。

不妊治療を通して、夫の気持ちはもちろん、たくさんの人の痛みや想い、色々な人生観や考え方を知り、学びました。

そして、言葉の重みや大切さを痛いほど感じ、今まで自分が安易に発してきた無責任な言葉の数に震えました…。

不妊治療自体の結果が、願った通りになるかは分かりませんが、治療をする事で少しでも自分が成長できた事は本当にありがたく感じています。

たくさん苦しんで考える事、悩む事が私にとっては必要だったんだと思います。

このまま結果に繋がらなかったとしても、きっと、とても貴重な体験をした、私にとって不妊治療は無駄ではなかった、と感じられると思っています。

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この記事のライター

ポチ子

1978年生まれ2011年に結婚しました。約1年間の自己流妊活後、不妊治療を受ける決意をし治療開始。同じ悩みを持つ方や、不妊治療について知りたい方にとって、少しでも参考になればと思い自分自身の不妊治療の体験をブログで綴っております。

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