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ワインは、食事と共に楽しむもの。「肉料理には、赤ワインが合うんだよね」などの一般的な知識を知っている女子は多いと思いますが、銘柄豊富な個々のワインに対して、ホントはどう食事と合わせればよいか、不安に思っている方はいるのではないでしょうか? 今回は、そんなワインの基礎知識をご紹介します。
お酒の業界にどっぷりと浸かっていたところ、いつの間にかワインや日本酒に詳しくなってしまったアートマンと申します。今回は、特に得意分野のワインについて基礎知識をお伝えしたいと思います。
ワイン! 数あるお酒のなかでも、ちょっと高級で特別なイメージがありますよね。だからこそ「今さら人に聞けないなあ……」ということをおさらいして、より楽しめるようになりたいところ。知っていれば肩の力が抜ける、ワインにまつわることを何回かに分けてご紹介します。
最近は、女性たちがワインを飲み比べして「ソムリエ顔負けの知識になってしまった」という人がいるほどのワインブーム。ふだんワインに注目しない女性でも、ワインを深く知って損はないでしょう。特にワインの購入時、スーパーでも通販でも役に立つと思います。
ワインについて深く知識がなくとも、ボルドー、ブルゴーニュ、シャンパンなどの名称は耳にしたことがあるでしょう。
これは、ワインが多く作られているフランスの地方の名前です。ボルドー地方では、主に赤ワインが作られています。ボルドー産のワインの名前には「シャトー」と付くものが多いので、見分けるポイントになりますよ。
ブルゴーニュ地方では、赤ワインも白ワインも作られています。世界一高価なワインの「ロマネ コンティ」は、ブルゴーニュの赤ワインです。実は、「ボージョレー ヌーボー」もブルゴーニュのワインの一つです。
シャンパーニュ地方では、発泡性のワインが作られています。英語圏では「シャンパン」と呼ばれていて、フランス語で呼べば「シャンパーニュ」になります。「シャンパーニュ(シャンパン)」と呼んでいいのは、シャンパーニュ地方で作られたものだけなのです。
他の国のシュワシュワするワインは、「スパークリング」と呼んで区別しましょう。これを知っている人はそう多くなく、お店で言えば「おっ、知ってるな」と思われますよ。
他にもフランスでは、「ローヌ地方」「アルザス地方」「南西地方」などで特色あるワインが作られています。
最近良く聞く、「マリアージュ」という言葉。元々は、ワインと料理の相性が良い組合せのことなのです。有名なところでは「肉料理には赤ワイン」「魚料理には白ワイン」。聞いたことがありますよね。では、肉料理で白ワインを飲むのはいけないことなのでしょうか。実は、そのようなことは全然ありません。
フランス料理では、鶏肉や仔牛肉を「白い肉」と呼び、白ワインをよく合わせます。和食のお店で豚肉のしゃぶしゃぶなど、あっさりした肉料理でしたら白ワインの方が良く合うと思います。
選び方としては、「ワインが料理に勝たない」ようにするのがポイントです。フランス料理のメニューには素材や料理法と一緒に、どんなソースがかけてあるかが書かれています。メニューを見て分からなければお店の方に聞いてしまいましょう。赤ワインのソースには赤ワインを、白ワインのソースには白ワインを合わせるとバランスが良いことが多いですよ。
……と、ここまでは良くある組合せを紹介しましたが、自分にとっての「マリアージュ」は他人と違って良いのです。私はシャンパーニュが好きなので、魚料理から肉料理までシャンパーニュだけで通してしまうことが良くあります。
美味しい料理と好きなワインを一緒に愉しむのが、いちばん幸せだと思いませんか。実はレストランのソムリエも、それをいちばん望んでいますよ。
<アートマン プロフィール>
ワインの流通に15年以上携わり、その目利きと味覚のセンスであらゆるワインや日本酒などに精通。その道では年間1億円以上の販売実績がある人物で、あらゆる分野の飲食店にも精通。
この記事のライター
アートマン
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ワインの流通に15年以上携わり、その目利きと味覚のセンスであらゆるワインや日本酒などに精通。その道では年間1億円以上の販売実績がある人物で、あらゆる分野の飲食店にも精通。
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