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秋ですね!実りの秋!食欲の秋!美味しいものがいっぱいの秋!もちろん、お酒もススムススム(笑)。冷たいシュワっと系一辺倒だった夏から、様々なお酒を美味しく感じる秋…日本酒やウイスキー、そして、やっぱりワイン!ですよね!秋の晩酌を満喫するべく、秋の食材にベストマッチなワインを、専門家に聞いてきました!
独自のラインナップで、広島で大人気のワイン屋さん「hanawine」さん。
量産型ではない、自身に響くワインを揃え、ならではの言葉とセンスで、ワインを伝えてくれる、大好きなワイン屋さんです。
オーナーの久保田雅秀さんのアドバイスは、私に、いつもワインの新しい発見や驚きを与えてくれて…。久保田さんに教えてもらうワインは、何より、料理に良く合うものが多くて、信頼しているのです。
それもそのはず!セラーの横には、久保田さんの経営する料理屋さんが!
左がワイン屋さん。右が飲食ができるスペース。ここでは、美味しい料理だけでなく、もちろん様々なワインがいただけるのです。泡、赤、白、ロゼ…種類のみならず、個性豊かなワインたちがこんなにグラスでいただけるお店は、そうそうありませんよね。
この方が、オーナーの久保田雅秀さん。いい笑顔です!
今回は、ワインと食のマリアージュ…そんな、晩酌目線で、秋の食材と合わせたワイン選びを御指南いただきましたー!
普段の食卓で飲みやすいカジュアルなワイン中心でセレクトして頂きましたよ。
まず1本目は、山形のタケダワイナリーさんが作る「サンスフルシードル」(2268円・税込)。
近年、日本でも生産が増えている林檎の発泡性ワイン、シードル。日本で作られたシードルは、「自然な素材感があって、仕事終わりの疲れた身体をふっと癒してくれるよう」と久保田さん。
一昔前のシードルといえば、甘くてジュースのようなイメージでしたが、今は、辛口のシードルの選択肢も多く、食事とあわせて頂く食中酒としてもおすすめ。秋から冬にかけて入荷するブルターニュ産ムール貝のワイン蒸しとの相性は抜群。辛口なので、魚介類をはじめ、和食全般にあわせやすいシードルです。
続きまして、イタリアへ。「秋の果物の女王といえば、無花果。無花果とワインがくれば、外せないのは生ハム。生ハムには、エミリア・ロマーニャ州のラ・コッリーナのランブルスコ(2016円・税込)が最高です!」と久保田さん。季節は巡り、秋が深まっていく、この頃。微発泡の赤ワインを冷やして飲む感じがぴったりとおすすめしてくれました。
「今、うちにあるワインで、カジュアルで一番美味しいのは何かと考えたらこれでした」と久保田さんが出してくれたのは、イル・マイオーロ エミリアロッソ2006(2383円・税込)。この価格なのに、2006年のワイン。期待が高まります!
このワインは、計らずも先出のランブルスコと同じく、イタリアのエミリア・ロマーニャ州のワイン。
お酒と料理、その産地のもの同士があうとされていますが、このワインの産地の郷土料理でもあるボロネーゼのパスタに、これから旬を迎えるキノコをふんだんに使えば、よりこのワインの熟成感に寄り添うと教えてくれました。
今すぐ飲みたくなるような、魅力的な3本。もちろん、1本、買って帰りましたとも。頂くのが楽しみ!
今年で13年目となる「hanawine」。ワインを伝えてくれる言葉が分かりやすく、腑に落ちるのも信頼している点のひとつです。
そう伝えると「言葉に出来ないワインは、いくら美味しい、価値あるものとされていても、自分が紹介する意味がない。これは、お店を続けて来て分かったことのひとつ」と久保田さん。
そして、ワインと料理のあわせ方について尋ねたところ、「極端な話、こういう素材感が立ったワインは、料理人が作り込んだ料理よりも、食材を切っただけ、焼いただけ…みたいな、その素材の持ち味が生きた素材感が立った料理の方が合う」と心強い答えが返って来ました。
確かに、我が家の晩酌も、切っただけ。焼いただけ…、シンプルなものがほとんど。選んだワインが、毎日の気のおけない晩酌にだって合うのは、当然なのかも知れません。
この秋も、おいしいワインで、おいしい晩酌、楽しみましょう!
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この記事のライター
広島の器と道具の店「LOUTO」店主/フリーランスエディター
田中雪絵
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地元福岡にて編集部に勤務後、フリーランスのエディターとして活動。2008年に器と道具の店「LOUTO」を主人の実家のある広島に開店。自身が実際に使い、惚れ込んだ器や道具を、使い手の実感を込めて紹介する。また月に一度、企画展や作家の個展も開催。何よりの楽しみは、毎日の料理と晩酌!
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