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イタリアを代表するデザートのひとつ、パンナコッタ。濃厚な生クリームをゼラチンで固めたむっちりとした食感と独特の味わいがあとをひくおいしさのデザートです。そのパンナコッタにピンク色がきれいに出る桃のゼリーを合わせました。簡単なパンナコッタの作り方と美しいピンク色を出すための桃のゼリーの作り方をご紹介します。
パンナコッタはイタリア発祥のデザート。パンナ(生クリーム)コッタ(煮る)という名前の通り、生クリームと砂糖を温めてゼラチンを溶かして固めたものがレシピの基本です。
卵が入らないので、プリンのように熱の加え方に神経質にならなくてもよく作るのが簡単で楽。生クリームの濃厚な口当たりとゼラチンのもっちりした食感がシンプルながらあまりない口当たりで後を引いてしまう食感です。今回はそのパンナコッタを、美しい桃のピンク色を生かしたゼリーと合わせました。
パンナコッタ
生クリーム 300ml
牛乳 200ml
グラニュー糖 75g
板ゼラチン 8g(または同量の粉ゼラチン+水大さじ3)
桃のゼリー
桃 3個
水 400ml
グラニュー糖 200g
レモン汁 1/2個
ゼラチン 8g(または同量の粉ゼラチン+水大さじ3)
パンナコッタ
① 板ゼラチンをたっぷりの冷水で戻します。粉ゼラチンを使う場合は、分量の粉ゼラチンと水を合わせておきます。
② 鍋に生クリームと牛乳、グラニュー糖を入れて弱火でゆっくりと加熱します。グラニュー糖が溶けて温かくなってきたら冷水で戻したゼラチンの水気をよく絞り、加えます。(粉ゼラチンの場合は戻した水ごと加えます。)
③ ゼラチンが溶けたらパンナコッタ液を濾しながら容器に注ぎ入れます。※パンナコッタを容器に注ぐ前に、温度を確認してください。あまり熱すぎると、固まる過程で分離してしまいます。熱すぎる場合は人肌になるくらいまで冷蔵庫などで冷やしてから容器に注いてください。
④ パンナコッタ液をグラスの半分くらいまで注ぎ入れたら、冷蔵庫で1時間〜ひと晩冷やします。
桃のゼリー
⑤ 桃を洗います。板ゼラチンをたっぷりの冷水で戻します。粉ゼラチンを使う場合は、分量の粉ゼラチンと水を合わせておきます。
⑥ 鍋にグラニュー糖と水を入れて沸騰させます。グラニュー糖が完全に溶けたら、火を弱火にして桃を加えます。
⑦ レモン汁を加えます。(ここでシロップの色がピンク色になります!) ゆっくりと5分ほどかき混ぜながら桃に火を通します。
⑧ まだ温かいうちにシロップから桃を取り出し(桃は後からデコレーションに使うので取っておきます)、残ったシロップに冷水で戻したゼラチンの水気をよく絞り加え、余熱でゼラチンを溶かします。
⑨ ゼリー液をバットなどに注ぎ入れ、冷蔵庫で1時間〜ひと晩冷やします。
盛り付け
⑩ 桃のゼリーをスプーンで崩し、パンナコッタの上に盛りつけます。桃の皮を剥き種を取り、カットしてゼリーの上に盛り付けて出来上がりです。
今回は黄桃で仕上げましたが、白桃でも同じように仕上がります。どちらにしても、美しいピンク色を出すために皮がピンク色の濃いものを選ぶとよりきれいな色が出ます。ぜひお試しくださいね!
この記事のライター
Chicca Food
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パティシエ、イタリアソムリエ協会認定ソムリエです。イタリア ローマ・フィレンツェ 、フランス ボルドーを経て現在パリ在住。フランスやイタリアのお菓子を中心に、チョコレートやフルーツを使ったお菓子や焼き菓子、お惣菜のレシピを紹介します。
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