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毎年この時期は、台所しごとがとても忙しいのですが、同時に旬の食材が出回り始める楽しい時期でもあります。おいしそうな栗を産直(産地直売所)で見つけると買い物カゴについつい入れてしまいます。栗ごはんにもデザートにもおいしい秋の味覚、栗。今回はおいしいモンブランクリームの作り方をご紹介いたします。
子どもたちには四季折々のおいしいもの・旬のものを味わって育ってほしいと思っています。今は通年出回っている野菜もありますが、やはり旬の食材のおいしさを伝えていきたいものです。
秋はおいしいものがいっぱい。栗も秋を代表する味覚のひとつです。子どもたちも大好きな栗ごはん。新米の季節でもあり、新米で作る栗ご飯はほんとうにおいしくって、子どもたちも自然とおいし~顔に。
栗拾いにいった子供たちは、イガイガの中においしい栗が入っていること、そのままでは食べられないけれど、茹でたり蒸したりすると甘みがますことを知ります。そして、栗一つでも食卓を囲みながらいろいろな話ができます。
生産する人、作る人、自分たちの手で料理することの楽しさ…食に興味を持ち、食事の時間はバランスよく、楽しくおいしい時間であり続けてほしいと思っています。
ある日の夕飯は栗ご飯、豚汁、鯖の味噌煮の和食膳でした。食べ物で季節の移ろいが感じられるって幸せだなと思いませんか?
栗は買ってきたら新鮮なうちに茹でます。大きな栗の場合は1時間以上茹でます。茹で上がったら冷めるまでゆで汁につけておきます。そうすることで灰汁も抜けます。
冷めたら栗を半分に切って中身をスプーンで出します。
栗仕事は一手間も二手間もかかるけれど、それでもやっぱり毎年欠かさず行っている手仕事です。中身を出した栗はジッパー付きの袋に入れれば、冷凍庫で1ヶ月ほど保存できます。
使うときは前日に冷蔵庫に入れて解凍してから使うのがおススメ。お砂糖を入れて栗の餡を作れば、栗きんとんや栗のケーキを作ることができます。食べるときに泡立てたホイップを添えてお召し上がりください。大人用にはラム酒を加えたラムクリームで。フワッと香るラムと栗のホクホクがたまらなくおいしいケーキになります。
シンプルだけど栗そのものが味わえて我が家に秋の訪れを告げてくれるスイーツ。ここ何年も飽きることなく作り続けています。私が作るものを娘が受け継いでいってくれたら嬉しいなって思います。
中でもおススメなのはモンブランクリーム。栗を茹でてから始めるとプロセスが少し長く感じますが、栗の下準備がされているだけで取りかかりのハードルはひとつ下がります。
タルトやパンケーキ、ワッフルに添えても、アイスクリームの上に絞ってもおいしいモンブランクリーム。モンブラン絞りの金口がなくても荒い目のザルでこすこともできますし、すべてフードプロセッサにかけて作ることができる手軽さです。
・栗(茹でて中身を出しもの) 200g
・きび糖 60g~70g
・生クリーム 30g
・バター(室温で柔らかくしたもの) 20g
・ラム酒 お好みで適量(子どもが食べるときは入れなくてもOK)
① すべての材料をフードプロセッサに入れてなめらかになるまでかける。
② なめらかになったら裏ごしして出来上がり。
モンブランクリームに仕立てたらその日中にお召し上がりくださいね。
この記事のライター
masayo
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夫と小学生2人と暮らしています。結婚してからパンやお菓子作りに興味を持ち現在に至っています。作るのも食べるのも大好きです。器好きでもあり、作家さんのものをはじめアンティークまで幅広く収集しています。2016年5月より自宅で小さな教室(パンやお菓子を作る会)を始めました。
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