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家で過ごす時間が長い今こそオススメなのがパン作り。南仏が発祥のパン、フーガスは、こう見えて(?)実は簡単!パン作り初心者さんでも失敗が少なく、簡単においしく作れるパンなんです。今回は子どもと一緒に楽しんで作れるようにアレンジ。猫にウサギに魚…成形はまるで粘土遊びのよう!さぁ皆んなでレッツ・フーガス!
フーガスは、発酵時間も短く、難しいテクニックや特別な道具もいらないので、まさに初心者向けのパン。
本家・フランスのフーガスは、オリーブやパンツェッタを練り込んだものが定番ですが、今回は、もっとお手軽に。子どもも、大人も、家族み〜んなで美味しく食べられるレシピにアレンジしました。
具材は、ベーコン、コーン、煎りごまの3種類。さらにピザ用チーズをたっぷりのせて焼いたフーガスもまた美味しいんですよー。ぜひ!
・強力粉…300g
・イースト…3g
・塩…6g
・オリーブ油…大さじ2
・水…180ml
具材
・ベーコン…40g
・コーン(缶詰)…40g
・煎りごま…20g
① 具材の準備をします。ベーコンは細切りにします。コーンはペーパータオルに広げ、水気をよくきっておきます。
② 大きなボウルに、小麦粉、イースト、塩、オリーブ油を入れます。この時、イーストと塩は直接触れないように注意しましょう。
水を少しずつ注ぎ入れながら、指先でよく混ぜていきます。
③ ボウルのなかで約6分間、よくこねます。最初、べたべた手についていた生地が、すっかりまとまり、すべすべの赤ちゃんのほっぺのようになれば、こねあがり。
④ こねあがった生地を3等分に分け、それぞれに具材を混ぜ込んでいきます。まずはコーンから。生地を平たく広げ、左半分にコーンを広げます。
⑤ 半分にたたみます。
⑥ ⑤の生地を半分に切り、片方を上に重ねます。さらに半分に切り、片方を上に重ねます。
⑦ 生地とコーンがなじむように押さえ、底の部分の生地で全体を包むようにしながら丸く形を整えます。コーンの生地のできあがり!
⑧ 残り二つの生地も同様にして、ベーコンとごまを混ぜ込みます。
⑨ 3種類の生地ができあがったら、それぞれ表面をピンと張るように丸め、生地が乾かないようにボウルの上にふんわりビニールをかぶせ、約1時間、あたたかい日向に置いておきます。(1次発酵)
⑩ 1時間の1次発酵を終えると、生地は1.5倍ほどの大きさにふくらんでいます。指先に分量外の小麦粉をつけ、生地の中央に差し込み、発酵がうまくできたか確かめます。指を入れた部分の生地がゆっくり戻ってくれば1次発酵がうまくいった証拠。すぐに戻るようなら、もう少し1次発酵を続けます。
⑪ 生地を丸めなおして、台の上に取り出し、10分間、置いておきます。(ベンチタイム)生地の表面が乾かないよう、ふんわりビニールをかぶせておきましょう。
⑫ オーブンを220度に余熱しておきます。
生地ができたら、いよいよ今回のメインイベント。成形の時間です。
大きな葉っぱの形が定番のフーガスですが、形は何だってOK。自分の顔や、犬や猫に車に怪獣?子どもにおまかせしたら、一体、どんな形ができあがってくるのでしょう?
伸ばしたり、切ったり、くり抜いたり…。粘土遊び気分で、楽しんで作ってみてくださいね。
① 生地を麺棒で薄く伸ばします。
② 好きな形に形作ります。道具は、クッキー型や、ピザカッター、テーブルナイフ、カード(パン作りに使う道具・写真左下)などなど何でも。
カードで、魚の口を作ります。
男の子の髪は、ピザ用チーズをたっぷり!
③ 刷毛で表面にオリーブ油を塗ります。
④ 220度に余熱したオーブンで、約20分間、美味しそうに色付くまで焼けばできあがり!焼き時間は、オーブンによって異なりますので加減してください。
焼き上がり!
チーズが焼けるとこんな感じ。カリカリのチーズ部分がたまりません。
オーブンを開けると、色白だったウサギも魚もオバケもライオンも…み〜んなコンガリ小麦色に。すっかり見違えた姿に、きっと皆んなの歓声があがります。
オーブンから出す時のこのワクワクと、サクッサクのフーガスのおいしさ!ぜひ家族みんなで作ってみてくださいね。
この記事のライター
広島の器と道具の店「LOUTO」店主/フリーランスエディター
田中雪絵
6035
地元福岡にて編集部に勤務後、フリーランスのエディターとして活動。2008年に器と道具の店「LOUTO」を主人の実家のある広島に開店。自身が実際に使い、惚れ込んだ器や道具を、使い手の実感を込めて紹介する。また月に一度、企画展や作家の個展も開催。何よりの楽しみは、毎日の料理と晩酌!
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