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鶏飯

鶏のスープが体に染みる!夏バテしててもきっと食べられる!奄美の鶏茶漬け「鶏飯(けいはん)」

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鹿児島の郷土料理「鶏飯」。学生時代、徳之島出身の友人のお母さんに御馳走してもらった味が忘れられず、今も思い出しては作る大好きなメニューです。夏バテで食欲がなくても、鶏飯だったら大丈夫!サラサラ〜っと喉を通り、鶏の旨味たっぷりのスープは体に染み入るようです。今回は作りやすい簡単レシピを紹介します。

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目次

奄美の鶏スープごはん、鶏飯(けいはん)

「鶏飯」と書いて、「けいはん」と読みます。鹿児島の奄美諸島に古くから伝わる郷土料理です。

今回、紹介する鶏飯は、誰でも家で手軽に作れるレシピ。鶏肉は、鶏むね肉を使って、トッピングの鶏肉と、ご飯にかける鶏スープを同時に作ってしまいます。

鶏むね肉は、疲労回復に効果のあるイミダゾールジペプチドも多く含まれているので、疲れがたまりやすい夏の終わりに、とても頼りになる食材なんです。

「夏バテ?」と思ったら、鶏飯食べて、残りの夏を元気に乗り切りましょう!

材料(2人分)

・ご飯…2膳
・鶏むね肉…1枚
・しょうが(薄切り)…1かけ分
・水…500ml
・塩…小さじ1/2
・うすくち醤油…小さじ1/2
・干椎茸…2枚
・砂糖…大さじ1
・醤油…大さじ1
・卵…1個
・サラダ油…少々
・大葉…3枚

作り方

① 干し椎茸は水で戻しておきます。

② 鶏を茹でます。鶏むね肉は、皮をはぎ、鶏の臭みがでないようにキッチンペーパーで水気をよくふきとっておきます。鍋は、鶏が水から飛び出さず浸かったまま茹でられるサイズを準備します。鍋に、鶏むね肉、鶏皮、しょうがの薄切り、水、塩小さじ1/2を入れ、強火にかけます。

③ 沸騰したらアクがでてくるので、丁寧にアクをとります。アクがでなくなったら、フタをして弱火にして5分、ゆっくり茹でます。火を止めて、フタをしたまま15分おいておきます。

④ 椎茸の甘辛煮を作ります。干椎茸は細切りにします。小鍋に干椎茸、砂糖、干椎茸の戻し汁100mlを入れ、火にかけます。沸とうしたら弱火にし、しばらくしてから、醤油を入れます。煮汁がほぼなくなるまで煮て、そのまま冷まします。椎茸の甘辛煮のできあがり。

⑤ 錦糸卵を作ります。熱したフライパンに油を薄くひき、溶いた卵に塩少々(分量外)を入れ、薄焼き卵を作ります。細く切ります。錦糸卵のできあがり。

⑥ 大葉は千切りにしておきます。

⑦ 15分たったら、③の鶏と鶏皮、しょうがを取り出します。鶏は、半量を手で細く割いておきます。鶏のトッピングのできあがり。

残りの鶏は、蒸し鶏としていただきましょう。

⑧ 鶏スープを作ります。鶏スープ500mlに、干椎茸の戻し汁50ml、うすくち醤油小さじ1/2を入れ、火にかけます。沸いたら味をみて、塩で味をととのえます。

⑨ 飯碗にご飯をよそい、⑦の鶏、⑤の錦糸卵、④の椎茸の甘辛煮、⑥の大葉をのせます。

⑩ あたたかい鶏スープを注いで召し上がれ。

トッピングはお好みで

上のレシピでは、私がコレは外したくないと思う4つのトッピングを紹介しましたが、その他にもトッピングは自由自在。

奄美では、パパイヤのお漬物も欠かせないものだそうです。パパイヤはこちらではなかなか手に入らないので、古漬けでもOK。

そのほか、胡麻や梅干し、刻み海苔、鶏スープを作ったあとのしょうがを刻んだものも爽やかで美味しいんです。好きなものを自由にいろいろのせて楽しんでみてくださいね。

今年の残暑も厳しそうです。暑い時には、暑い地域の食に学ぼう!という訳で、奄美の鶏飯、ぜひ作ってみてくださいね。

スープもトッピングもあらかじめ準備しておけるので、夏の日の朝ごはんにもオススメ。気怠い朝も、この鶏飯を食べれば、目覚めがシャキッと!気持ち良く、新しい一日を始められますよ。

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この記事のライター

広島の器と道具の店「LOUTO」店主/フリーランスエディター

田中雪絵

地元福岡にて編集部に勤務後、フリーランスのエディターとして活動。2008年に器と道具の店「LOUTO」を主人の実家のある広島に開店。自身が実際に使い、惚れ込んだ器や道具を、使い手の実感を込めて紹介する。また月に一度、企画展や作家の個展も開催。何よりの楽しみは、毎日の料理と晩酌!

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