更新日:2020年12月13日 / 公開日:2020年12月13日
フードコーディネーター・スパイス香辛料アドバイザーの笠原知子です。フランス料理のひとつフリカッセ。白いソースの軽い煮込みのことを指すことが多いようです。長い時間煮込まないので、手軽に作ることができますよ。材料もあまり多くなく、フライパンで手軽にできるので、普段あまり料理はしないという方も、火加減にさえ注意すれば上手にできます。 とろり濃厚でクリーミー、ちょっとおしゃれな鶏肉料理はクリスマスのディナーにもおすすめです。
まず鶏肉を焼き付けてから、生クリームで軽く煮込みます。鶏肉は、あっさりした胸肉を使いましたが、ソースにコクがあるので、物足りなさは感じません。もちろん、お好みでもも肉を使っても。
鶏むね肉 1枚(300g)
マッシュルーム 4~5個
玉ねぎ 1/4~1/2個
にんにく 1片
生クリーム 120ml
白ワイン 大さじ2
小麦粉 大さじ1
オリーブオイル 大さじ1/2
バター 10g
塩 適量
胡椒 適量
① 鶏肉は厚い部分を開き、厚さを均一にしてから4等分に切る。塩小さじ1/3を振ってなじませ、小麦粉をつける。
② 玉ねぎは繊維に垂直に薄切りにする。マッシュルームは厚めの薄切りにする。にんにくは半分に切って中の芯をとり、みじん切りにする。
③ フライパンにオリーブオイルを入れて鶏肉の皮目を下にして入れる。両面をこんがり焼いたら一度取り出す。
④ フライパンを少し冷ましてからバターを足し、にんにくと玉ねぎを入れ、焦げないように気を付けながらしんなりするまで炒める。マッシュルームを加えて炒めたら、取り出しておいた鶏肉を入れる。
⑤ 白ワインを加えて蓋をし、弱めの中火で4~5分蒸し煮にする。
⑥ 生クリームを加え、少し火を弱めてとろみがつくまで5分位加熱する。
とろりとした白いソースがチキンに絡んだフリカッセができました。先に鶏肉を焼いているので、うま味が閉じ込められておいしく味わえます。
玉ねぎを炒める時は、炒めすぎると茶色になってしまうので、焦げ付きに注意して炒めてください。
きのこはマッシュルームを使いましたが、しめじやエリンギなど他のきのこを使っても、また、いくつか混ぜて使ってもおいしいです。
食感のいいもち麦入りのごはんを添えました。プチプチした食感が楽しく、食べ応えもあります。白いご飯でもいいですし、コクのあるバターライスはもちろん相性抜群です。
白いフリカッセに添えるサラダに、にんじんのサラダはいかがですか?さっぱりとした味付けで、色合いも映えます。
にんじん 1本
粗塩 小さじ1/2
A)オリーブオイル 大さじ1
A)ワインビネガー 小さじ1
A)はちみつ 少々
A)塩 適量
A)こしょう 適量
① 人参は皮をむいて千切りにする。粗塩を振ってしばらく置き、水気をギュッと絞る。
② ボウルにAの調味料をよく混ぜ、にんじんを和える。塩で味を調える。(分量外)
あればカルダモンのパウダーを加えると、すっきり上品な香りがつきます。ワインビネガーの代わりにレモン汁でも。
時間もかからず短時間で出来上がるのに、生クリームのコクと素材の旨みで、本格的な味わいになるフリカッセ。
ホワイトクリスマスにはならないかもれしませんが、白い煮込みでクリスマスを祝うのもいいですよね。
手軽でおいしいチキンとマッシュルームのフリカッセ、ぜひ作ってみて下さいね。
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