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新鮮な魚介がそろったら、あとは煮るだけ。難しいこともコツもポイントも特になし!素材から出るダシの旨みと塩味で、簡単に美味しいイタリアの郷土料理アクアパッツァが出来ます。今回は手軽な真鯛の切り身を使ったレシピをご紹介します。
イタリア南部発祥の郷土料理で、白身魚と貝類を一緒に煮込んだ具沢山スープのことです。「アクア」は水、「パッツァ」は狂った・暴れるという意味があります。余分な味付けはあまり行わないシンプルな調理法ですが、素材から出るダシがブイヨンの代わりになり美味しいスープになります。
他にも、イタリアならではのトマトやオリーブ、ケッパー、白ワインなども使われます。
この記事では、真鯛を使いますが、カサゴやメバル、スズキ、タラといった白身魚ならほとんどの種類で美味しく作れます。丸ごとの魚を使えば、骨から出る旨みも加わり、見た目のインパクトもありますが、食べやすく手軽な切り身魚でも十分なダシが出ます。
一緒に加える貝類も、あさりはもちろん、ハマグリやムール貝、時にはヤリイカやイイダコ、エビなども使われます。季節ごとの旬の魚介類を取り入れれば、色々なアクアパッツァ楽しめます。
A
・真鯛 切り身2切れ
・塩コショウ 適量
・オリーブオイル 適量
B
・あさり 20~22個
・プチトマト 10~12個
・ドライトマト 2~3枚(あれば)
・ブラックまたはグリーンオリーブ 6~7個
・ケッパー 小さじ1/2~1
・薄切りにんにく 1/2かけ分
・白ワイン 50ml
・水 200ml
・イタリアンパセリ 2~3枝
・真鯛の切り身は、水でさっと表面を洗い流したら、キッチンペーパーで水気をしっかり拭き取る。
・真鯛の両面に塩コショウで下味を付けたら、薄切りにしたにんにくを乗せ、オリーブオイルをかけて全体を馴染ませたら、5~6分ほどそのままに置いておく(オイルマリネにする)。
・あさりは、必要に応じて砂抜きをし、流水を使ってあさり同士を擦りながら、表面の汚れを落とす。
・ドライトマトは、大きければ半分に切る(ドライトマトは、甘みと酸味のダシが出るので、お好みで使って下さい)。
① フライパンを温めたら、オイルマリネした真鯛を皮目を下にして、40~50秒ほど中火で焼く(この段階で、中まで火を通す必要はありません)。
② 裏返したら、Bの材料を全て入れてフタをしたら、あさりの口が開くまで弱めの中火で煮る。イタリアンパセリの半分は、刻んで仕上げ用に取っておく。
③ 塩コショウで味を調えたら、皿に盛り付け、刻んでおいたイタリアンパセリを散らしたら、出来上がり。
真鯛の切り身をオイルマリネにすると、身がふっくらし、一度皮目を焼くことによって、香ばしさも加わります。塩味は、素材からも出ますが、味見をして塩加減を調節して下さいね。
プチトマトは、火が通ると皮が裂けてきます。仕上がる直前に、お箸で摘まみながら皮を剥いて取り除くと、食感も良くなりますよ。
ぜひ、切り身で簡単!真鯛のアクアパッツァを作ってみて下さいね!
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この記事のライター
ナチュラルフード・コーディネーター
茂木奈央美
8050
海外生活を経て、インドアグリーンスタイリストに。現在は、「日常と非日常を楽しむ食事」をテーマにナチュラルフード・コーディネーター、環境アレルギーアドバイザーとしてレシピ作成、カフェメニューのプロデュース、スタイリング、セミナー等を中心に活動中。自身が撮る写真が評価され、ニューヨークやロンドンで展示の経歴あり。料理を通して、毎日の生活シーンを心豊かに暮らせるヒントとレシピをお届けします。
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