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ご飯も!お酒も!ススムススム!あとひく味の、ふきのとう味噌

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春になると、母が必ず作ってくれた、ふきのとう味噌。昔はご飯のお供として楽しみにしていましたが、大人になった今は、お酒のお供として欠かせない存在です。ほろ苦さがたまらない、我が家流・ふきのとう味噌。簡単な作り方と、いろいろに使えるアレンジレシピをご紹介します!

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目次

春の味噌、春のごはん

ふきのとうと言えば、天ぷらも捨てがたいけれど、私はダンゼン、ふきのとう味噌派。春はふきのとう味噌。冬は柚子味噌、というのが私の実家の決まりごと。母や叔母が作ってくれた、季節の香りいっぱいの、甘辛い味噌をのっけて食べるほかほかご飯が楽しみで…、おいしさのあまり、思わずご飯をおかわりしてしまうくらい、大好きでした。

田舎育ちなもので、春は、つくしに、わらび、ぜんまい…、様々な山菜を摘み、山菜にまみれて育ちましたが(笑)、ふきのとう採りに関しては、我が家では父親が一番。

散歩から帰った父親のポケットから、フキノトウが次々出てくると、うれしくって。「どこにこんなに!?」と驚いたものです。

春の晩酌に、ふきのとう味噌

春の思い出の味、ふきのとう味噌。大人になった今では、父親が送ってくれたフキノトウを使って自分で作るようになりました。私の場合、今ではご飯のお友というより、お酒のお友として頂くことの方が多いかも知れません。

鮮やかな春の香り、ほろ苦さと、熟成した味噌の取り合わせ…なんとお酒にあうことでしょう(笑)。春の晩酌は、これがないと始まらないのです!あっという間に作れて、アレンジも様々。ふきのとう味噌、皆さんもぜひ作ってみませんか?

ふきのとう味噌

我が家の味噌は、米と麦の甘めの合わせ味噌。地元・福岡の麹屋さんの麹で仕込んでいるのですが、ふきのとう味噌には、出来立ての若い味噌より、熟成の進んだしっかりしたものの方が似合うよう。

今回、準備したのは、2年もの。色も味も濃くなってます。味噌は、使うものによって味も様々。好みの味に調整してみてくださいね。

材料を準備して…、さぁ、作ります!

材料

ふきのとう 50g
太白ごま油 大さじ1/2
味噌 大さじ2(味噌の種類によって調整してください)
酒 大さじ1/2
みりん 大さじ1/2
砂糖 小さじ1と1/2

作り方

① ふきのとうは、洗って、沸騰した湯で、塩茹でにして、冷水にとります。

② 水気をよく絞り、細かく、みじん切りにします。

③  フライパンに太白ごま油を熱し、②をさっと炒めます。

④ 味噌、酒、みりん、砂糖を混ぜて、③に加え、もったりするまで練ります。

出来上がった、ふきのとう味噌を小さな小さな豆皿にのせて。ふきのとう味噌をチビチビ舐めつつ、日本酒。くーっ、たまりません!

春の苦味って、どうしてこうもお酒を誘うんでしょ?

出来上がったふきのとう味噌は、冷蔵庫で2週間は保存ができます。そのままお酒のアテとして頂くのはもちろん、アレンジだって無限大。冷奴にちょこんとのせたり、こんにゃくや茹でた大根に塗って田楽に、板わさ的にカマボコにはさんでみたり、キュウリに添えたり、小さなお煎餅にのっけてみたり…。

何てことのない、いつものおつまみに、ちょっと、ふきのとう味噌を添えるだけで、春到来!

カリッと香ばしく焼いた、ふきのとう味噌の焼きおにぎりは、子どもの頃から私の大好物。日本酒はもちろん、シュワシュワーッ〜、ビールもいいし、ハイボールもきっといいハズ。おつまみにもぴったりです!


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この記事のライター

広島の器と道具の店「LOUTO」店主/フリーランスエディター

田中雪絵

地元福岡にて編集部に勤務後、フリーランスのエディターとして活動。2008年に器と道具の店「LOUTO」を主人の実家のある広島に開店。自身が実際に使い、惚れ込んだ器や道具を、使い手の実感を込めて紹介する。また月に一度、企画展や作家の個展も開催。何よりの楽しみは、毎日の料理と晩酌!

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