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春になるとやってくる「タケノコ祭り」!タケノコを、味を変え調理法を変え味わう、まさに春の一大イベント…。毎年、実家からタケノコが届くのでそんな状態になるだけなんですけどね(笑)。タケノコは煮て良し、焼いて良し、揚げて良し。和はもちろん、なかなかに変幻自在。リピート必至のお酒にあう2品をご紹介します!
それはいつも突然のこと。実家(とても田舎)の母から「タケノコ、明日、送るからね」と電話があれば、待ったなし。茹でるための大鍋を棚の奥から出してきて、冷蔵庫にもタケノコ様のためのスペースをバッチリ準備して、スタンバイOK。
堀ってすぐが勝負のタケノコに、待ったは許されません。段ボールを開けるなり、すぐ茹で、あとは、しばらくタケノコ祭り。
筍ご飯、若竹煮、天ぷら…、王道タケノコ料理はひと通りこなして、その後は、パスタにサラダにサンドイッチにチャーハン、カレーにラーメンにも何だってタケノコ。
ひたすら食べますよ、タケノコを。そんな私の春の風物詩(笑)。
この春の間に、およそ1年分のタケノコ、食べ切ってるんじゃなかろうか、という勢いです。
だけど飽きないんですよね、タケノコって。主役にもなり、様々な素材を脇から引き立てる名脇役としても欠かせない、何とも懐の深い素材、タケノコ。お酒の友としても欠かせません。
今回は、なかでも我が家で人気の2品をご紹介します!
掘り立てのタケノコを手に入れたら、間髪入れずに茹でましょう。それが美味しく食べるための一番のポイント。
タケノコの皮に切れ目を入れて、タケノコ1個につき、米ぬかをひとつかみ、赤唐辛子を1本入れて、かぶるまで水を入れてタケノコが柔らかくなるまで茹でればOK。
茹で上がったタケノコは、洗ってタッパーに入れて冷蔵庫で保存します。毎日、水を変えれば、1週間は美味しく頂けます。
蛤の上品なスープを吸ったタケノコの美味しさといったらありません!ピェンロー鍋の春雨のごとく、美味しさをスポンジのように吸って、口のなかに届けてくれるタケノコ。コリコリとした食感もたまらんのです。
蛤 100g
茹でたタケノコ 100g
豆腐 1/2丁
昆布 5cm角1枚
酒 大さじ4
水 大さじ4
① 蛤は砂をはかせ、殻をこすり合わせながらよく洗います。
② 土鍋に昆布を敷き、蛤、タケノコ、豆腐を入れ、上からお酒と水を注ぎます。
③ フタをして強火にかけ、沸いたら弱めの中火。蛤の口が開いたらできあがり。味をみて、足りなければ塩で調味しましょう。
※〆には、ご飯を入れて雑炊もまた最高です。
パリパリ香ばしい春巻の皮に包まれた、コリコリ食感のタケノコ。タケノコは、煮物など他の料理に使って余った端っこでも構いません。
具にはすべて火を通しているので、春巻はさっと揚げるだけ。ビールが進みます!
鶏ひき肉 50g
茹でたタケノコ 100g
生姜 1/2片
ごま油 大さじ1/2
塩 少々
春巻きの皮 5枚
① タケノコは線切り、生姜はみじん切りにします。
② フライパンにごま油と生姜を入れ、香りが出るまで炒めます。
③ ②に鶏ひき肉を入れて炒めます。ひき肉の色が変わったら、タケノコを入れ、さっと炒めます。塩で味を整えます。
④ 春巻きの皮で粗熱をとった③を包みます。
⑤ カリッと揚げてできあがり。
まさに今が旬のタケノコ。自分で茹でたタケノコの香り、味は格別です。
茹でたタケノコを冷蔵庫に常備して、この季節だけのタケノコ祭り、楽しみましょう!
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この記事のライター
広島の器と道具の店「LOUTO」店主/フリーランスエディター
田中雪絵
6034
地元福岡にて編集部に勤務後、フリーランスのエディターとして活動。2008年に器と道具の店「LOUTO」を主人の実家のある広島に開店。自身が実際に使い、惚れ込んだ器や道具を、使い手の実感を込めて紹介する。また月に一度、企画展や作家の個展も開催。何よりの楽しみは、毎日の料理と晩酌!
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