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もう何年も作り続けている田舎ぱん。粉と水ときび糖と塩とドライイーストで作る油脂が入らないシンプルなパン。シンプルなパンは食べるときにアレンジもいろいろ楽しめます。そして配合もシンプルなので違ったパンを焼くこともできます。
パン作りの醍醐味はなんといってもパンが焼き上がってくる時の香ばしい匂い。発酵する時間は他のことをしながらのんびり待って。私が焼く田舎ぱんは大きく1個に焼き上げるので分割する手間もなく、パン作り初めての人でも美味しく焼けるパンだと思います。
発酵する環境、オーブンの種類によって多少の時間や焼き上がりが違っても、何度何度も焼くうちに自分好みのパンが焼けるようになります。
田舎ぱんのぱんがひらがななのは焼き始めたころ、全然思うように焼けなくってパンっていうよりぱんがしっくりきて…それ以来ずっと田舎ぱんとしています。
それでは材料と作り方です。強力粉はスーパーで手に入るカメリヤ。水は30度ぐらいものを使ってください。冷たいお水だと発酵に時間がかかってしまいます。逆に40度以上になってしまうとイーストが死滅してしまうので注意して下さい。
お砂糖は好みのものを使っていただいて大丈夫です。塩は天然塩でゲランドを使っています。ドライイーストはsafのものを使っています。ドライイーストが2gの配合なので寒い季節には発酵に2時間以上かかってしまうこともありがますが気長に待ってください。発酵が十分にとれているパンはほんと美味しく焼き上がります。
強力粉 250g
水 168g
きび糖 10g
塩 4g
ドライイースト 2g
上新粉 適量(ない場合は強力粉でOK)
① 強力粉にきび糖、塩、ドライイースト、水を入れてよく捏ねます。
② 30度ぐらいのところで2倍になるまで1次発酵します。
③ 発酵したら丸め直してベンチタイムを15分とります。
④ 強めに丸めて上新粉を振り、35度のところで40分2次発酵します。
⑤ クープを十字に入れて霧吹きをして、210度に予熱したオーブンのスイッチを一度切って5分放置。その後スイッチを入れて12分~15分焼成します。
まずは、この田舎ぱんはスライスしてこんがりトーストして食べていただきたいです。香ばしくって美味しいのです。お好みでバターやジャムをつけて。
つぎに、前にコラムで紹介させていただいたホットサンドです。このホットサンドも田舎ぱんで作ると、とーっても美味しいんです。外側(クラスト)がパリッと香ばしく中側(クラム)はもちっとしてる田舎ぱん。クラストが薄く、クープが開いて上に上がるように焼き上がると…、思わずガッツポーズ!!クラムも上に伸びて瑞々しく焼き上がります。
我が家ではほんとこのパンはよく焼きます。カメリヤの1kgを買うとちょうど4個分焼けます。明日の朝ごはんのパンがないという時はたいてい田舎ぱんを焼きます。
シンプルな配合の田舎ぱんは小さく分割して焼くと、ころっと可愛い丸ぱんになります。写真の丸ぱんは12分割にして焼き上げたものです。生地を分割する時に乾燥させないように気をつけなければいけませんが…これまた皮がぱつんとして焼きたての冷めたては格別。
あんこにバターをサンドしてあんバターサンド。この上なく幸せな味がします。コロッケやハンバーグをサンドするのもオススメです。
油脂が入ってない生地なのでベーコンを巻き込んでベーコンエピも我が家では人気です。本格的なベーコンエピよりもパン生地が子どもにも食べやすいようです。
これからの季節…暖かくなってくるとパン作りもしやすいので、ぜひパン活をはじめてくださいね。
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この記事のライター
masayo
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夫と小学生2人と暮らしています。結婚してからパンやお菓子作りに興味を持ち現在に至っています。作るのも食べるのも大好きです。器好きでもあり、作家さんのものをはじめアンティークまで幅広く収集しています。2016年5月より自宅で小さな教室(パンやお菓子を作る会)を始めました。
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