更新日:2023年4月30日 / 公開日:2023年4月30日
毎日の習慣になっているスキンケア。その方法、合っている自信はありますか?せっかく念入りにスキンケアをしても、順番が間違っているせいで十分な効果を得られていないかもしれません。また、朝と夜ではお手入れの方法が異なることもおさえておくべきです。この記事では美肌に導く正しいスキンケアを紹介します。
まずは朝の正しいスキンケア方法を確認しましょう。
お出かけ前はバタバタするので、肌のお手入れに時間をかけていられないという人は多いはずです。
ですが、ダメージから肌を守るために、きちんとスキンケアをすることをおすすめします。慣れれば手際よくできるようになるので、正しいお手入れを頑張っていきましょう!
朝起きたら、1番はじめに行うスキンケアは洗顔です。
「寝ているだけだからそんなに汚れていないのでは?」と、水洗いで済ませている人もいるかもしれません。
ですが、顔には睡眠中に分泌される汗や皮脂が落ちにくい汚れとなって付着しているので、きちんと落とすには洗顔料を使う必要があります。
洗顔料はしっかりと泡立てて、肌をこすらないように洗っていくのがポイント。
流すときはぬるま湯で洗い流しましょう。
熱かったり冷たかったりすると、肌の潤いが奪われてしまうので注意が必要です。
泡を残さず洗い流したら、タオルを優しく顔へ押しつけるようにして、水分を拭き取りましょう。
洗顔が終わったら、間髪入れずに化粧水で潤いを与えていきます。
肌に十分な量の水分が補給されることでキメが整い、乾燥や紫外線などの外部刺激からも肌を守ることができます。
また、以降に使うアイテムの浸透をサポートするので、できる限りじっくりと化粧水で保湿をするよう心がけましょう。
なお、化粧水の前にブースター(導入美容液)をつけると、化粧水自体が浸透しやすくなります。
化粧水の後は乳液、その後に美容液という順番でお手入れをしている人は多いのではないでしょうか。
しかし、正しくは『美容液が先』です!
スキンケアは水分が多いものから順に浸透させていくのが基本。美容液の後が乳液なので間違わないようにしましょう。
なお、美容液は含まれる成分によって、美白、シミ予防、シワ改善など期待できる効果が異なります。
商品説明をよく読んで、肌悩みに合うものを選ぶのがおすすめです。
中には夜専用のものもあるので、使用するタイミングもあわせて確認しましょう。
美容液の後は乳液を塗布します。
乳液には肌に含まれる水分の蒸発を防ぎ、保湿成分を閉じ込める役割があります。
乳液の代わりに、より油分を多く含有するクリームを使っても問題ありません。
乳液とクリームの両方を使用するのもOKで、その場合は乳液を先に塗りましょう。
ただし、重いテクスチャのものを使うとメイクがヨレる原因になるので、朝は軽い付け心地のものを選ぶのがポイントです。
オイリー肌で、乳液やクリームを使うと余計にベタつくため、スキップしているという人もいるかもしれません。
けれども、それが肌の乾燥を引き起こし、ベタつきを助長している可能性があるので、省かずに塗ることをおすすめします。
どうしても塗ったときのベタつきが気になる人は、皮脂の多いTゾーンは薄めにするなど調整をするとよいでしょう。
ラストは日焼け止めです。
在宅勤務で外に出る予定がないという人も、室内に降り注ぐ紫外線で肌はダメージを受けるので、外出する予定がない日でも日焼け止めは必ず塗るようにしましょう。
少しでも時短したい人は、UV効果のある化粧下地を使用するのがおすすめです。
紫外線の防御効果は、パッケージに記載してあるSPF値(10〜50)やPA値(+〜++++)で確認します。
SPF値が高く、PAの+の数が多いほど防御効果が強いので、その日の過ごし方や季節にあわせてチョイスしましょう。
夜のスキンケアでは、肌に付着した汚れを落として、日中に受けたダメージを寝ている間に修復するお手入れをしていきます。
疲れたからといってメイクを落とさず寝てしまうのはNGです。
スキンケアは面倒なものではなく、よりよい明日を迎えるためのものと考えて、前向きに取り組みましょう。
夜ならではのスキンケアといえばクレンジング。
メイクをしなかったとしても、皮脂汚れはどうしても付きますし、日焼け止めも落とさなくてはなりません。
そのため、どんなときでもクレンジングは毎日のお手入れに取り入れましょう。
クレンジング剤は、おでこ、鼻、両頬、あごにのせ、内側から外側へ伸ばすように広げていきます。
肌に負担をかけないように、あくまでソフトタッチで肌になじませていくのが大切です。
メイクや汚れが浮いてきたら、きれいに洗い流します。
クレンジング剤にはミルク、ジェル、オイルなど、さまざまなタイプがありますが、洗浄力が違います。
洗浄力が強すぎて肌が乾燥したり、弱すぎてメイクを落としきれなかったりといったことがないよう、肌質やメイクの濃さに合ったものを選ぶようにしましょう。
洗い流す必要のないクレンジングシートを使う場合、ゴシゴシとこすってメイクを落とすのは厳禁です。
クレンジングの次は洗顔です。
クレンジング剤によってはダブル洗顔が必要のないものもあります。
しかし、落としきれなかった古い角質や汚れ、クレンジング剤の洗い残しが肌に残っていることも。
ぬめりが残るなど、どうしても落としきれないなら、洗顔をすることをおすすめします。
洗顔料はよく泡立てて、まずは皮脂の分泌が活発に行われる額、鼻、あごを。次に乾燥しやすい目元、頬、口元を洗っていきます。
強くこすらず、やさしく包み込むように洗うのがポイントです。
洗顔後はタオルを顔に押し当てるようにして、水分をきちんと拭き取りましょう。
洗顔後、肌が乾燥しないうちに化粧水で保湿して肌をほぐします。
洗顔を入浴時に行っている人は肌が温まっているので、より化粧水が浸透しやすく、次に使うアイテムも浸透しやすくなります。
化粧水の後は朝と同様に美容液です。
肌は日中に乾燥や紫外線、花粉などによるダメージを受け、疲れています。
そこに栄養を与えて回復へ導くのが美容液の役割。
美容液は、他のスキンケアアイテムと比べて値が張るものが多いので、少ない量で済ませたくなるものです。
しかし、パッケージに示されている量を使用しなければ、思うような効果を得られないので、適量を守るようにしましょう。
最後は乳液やクリームで潤いを閉じ込めていきます。
朝とは違い、メイクのヨレを気にしなくてもいいので、保湿重視のケアを丁寧に行いましょう。
・朝とは異なるしっとりタイプの乳液を使う
・乳液の後にクリームを使う
という風に、朝と区別したアイテムを使うと、起きたときの肌の調子が格段に変わります。クリームは睡眠中に集中ケアができるナイトクリームを使用すると、乾燥肌の人は保湿効果をより感じられるかもしれません。
きちんとケアすることで肌の調子がアップすることがわかったら、疲れていてもスキンケアを行うのが楽しくなりますよ。
肌を健康的に保つためのスキンケアですが、注意すべきところをおさえておかないと、かえって肌の調子を損ねる可能性があります。
効果的なスキンケアをするためにチェックしておきましょう。
前述のスキンケアの順番の中でもお伝えしましたが、肌をこするのはNGです。
摩擦は赤みやニキビの原因になります。
・顔を洗う際は、手が直接肌にふれないくらい洗顔料をよく泡立ててから使うこと
・顔を拭くときは、やわらかいタオルを顔に押し当てるようにして水分を拭き取ること
・化粧水を塗る際は、やさしくハンドプレスして肌になじませること
以上を意識して、肌へ刺激を与えないようにしましょう。
1年を通して同じスキンケアアイテムを使っている人は、季節によって変えると肌の調子や質感が上向くかもしれません。
秋・冬の乾燥しやすい時期は、保湿力の高い化粧水に変えたり、乳液の後に油分が多めのクリームを追加したりして調整してみましょう。
春・夏の紫外線が強い時期は、シミ予防が期待できる美容液を取り入れたり、ブロック力の強い日焼け止めを下地の前に塗ったりして、ダメージを予防することも大切です。
手間はかかりますが、そのときだけではなく未来の肌も守ると考えて取り組みましょう。
寒い時期はとくに、温かくて気持ちいい温度のお湯で洗顔したくなりますが、乾燥の原因になるので避けるべきです。
適温は35度前後で、少々ひんやりするくらいが丁度いいと覚えておきましょう。
冷たすぎる水で洗うのも乾燥の原因になります。
ここからは数ある基礎化粧品の中でも、おすすめのアイテムを紹介していきます。
今使っているアイテムを変えようと考えている人はぜひ参考にしてください。
商品名:オルビスユー フォーミングウォッシュ120g
メーカー:ORBIS(オルビス)
メーカー希望小売価格:1,980円
『オルビスユー フォーミングウォッシュ』は、肌にやさしいアミノ酸系洗浄成分を配合したフェイスウォッシュで、皮脂や毛穴汚れは濃密泡がしっかり吸着します。
さらに、次に使う化粧水のなじみをよくする保湿成分も含有されているので、洗顔しながら肌を整えられます。
商品名:ザ・タイムR アクア 200ml
メーカー:IPSA(イプサ)
メーカー希望小売価格:4,400円
『アクアプレゼンターIII』というイプサ独自の保湿成分が、肌の表面にうるおいの層をつくり、みずみずしさをキープする薬用化粧水。
肌にうるおいを与え、水分を逃しません。
肌荒れやニキビの予防効果が期待できる有効成分も配合されています。
商品名:乳液・敏感肌用・しっとりタイプ(大容量)400ml
メーカー:無印良品
メーカー希望小売価格:980円
大容量でお値段もお得な無印良品の乳液。
少しの刺激でも肌荒れしてしまう敏感肌の人に試してほしいアイテム。
弱酸性の無香料・無着色、パラベン&アルコールフリーで、デリケートな肌をやさしくケアします。
商品名:オバジ C10セラム(ラージ)26mL
メーカー:Obagi(オバジ)
メーカー希望小売価格:7,700円
肌のくすみや毛穴が気になる人は『オバジ C10セラム』を取り入れましょう。
水溶性のビタミンCと油溶性のビタミンEが透明感のある肌へ導きます。
浸透力が高く、角質にぐんぐん浸み込むので、効果を感じやすいと評判なアイテムです。
C10よりもさらにビタミンCの濃度が高いC20、C25もあります。
商品名:フレッシュ デイ クリーム 40mL
メーカー:KANEBO(カネボウ)
メーカー希望小売価格:6,600円
朝、乳液の後にクリームを使うなら『フレッシュ デイ クリーム』がおすすめ。
べたつかない軽い塗り心地のクリームがうるおいをキープし、紫外線から肌を守ります。
化粧下地としても使えて、メイクのりがよくなります。
朝にふさわしいフレッシュな香りも魅力です。
潤いのある肌を手に入れるための近道は、正しいスキンケアをすることです。
順番が間違っていたり、肌に負担をかけるような方法で行っていたりすると、スキンケア本来の効果を引き出せないばかりか、かえって肌にダメージを与えることもあります。
毎日することだからこそ、正しい順番で行って最大限の効果を得るようにしましょう。
また、朝と夜、さらに季節ごとに使用するアイテムを変えるのも、美肌を目指すひとつの手です。
質感の異なるアイテムを選んだり、クリームを追加で使用したりして調整をしましょう。
「そんなに変わるの?」と半信半疑でも、実行してみると驚くほど肌が応えてくれることがあります。
ぜひトライしてみてください!
・朝の手入れは化粧水→美容液→乳液・クリーム→日焼け止めの順番
・夜の手入れはクレンジング→化粧水→美容液→乳液・クリームの順番
・朝は軽い質感のアイテムを選ぶと、メイクがヨレにくい
・夜はしっとり質感のアイテムを選んで、寝ている間にしっかりケア
・35度前後のぬるま湯で、肌に刺激を与えないように洗顔。タオルを押し当てるように拭く
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