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株式会社ポニーキャニオン

自分が欲しいと思えるクオリティを大事に、アーティストやクリエイターの想いを伝えたい

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アーティストのライブや各種イベントで販売するグッズをプロデュース&ディレクションするMDマーケティング部の真山 有理。ポニーキャニオンに中途入社した彼女の現在の仕事には、ファッション、テレビ、バンドのマネジメントなどさまざまな業界で積み上げた経験が、クリエイティブ愛とともに活かされています。

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目次

上京をきっかけにエンターテインメントの世界へ挑戦

▲MDマーケティング部の真山 有理。携わったグッズは多くなり大量のスペースが必要になってきました…

子どもの頃にはアニメや少女マンガが大好きで、その後、邦楽では女性アーティストやダンスボーカルグループ、両親の影響によりザ・ビートルズなどの洋楽を聴いて、自らも吹奏楽部で活躍。小学校時代から音楽を中心に幅広くエンターテインメントに浸ってきた。そんな彼女が中高時代、将来なりたいものとして夢を描いたのはファッションの世界でした。

「10代の頃は、いろいろなエンターテインメントに興味があって、好きなものをあれこれかじっていたのですが、ファッションも大好きで。好きな洋服を着たいから制服のない私服の高校を受験しましたし、高校時代は地元のライブハウスで開催されるファッションショーにも参加しました。当時は“絶対にスタイリストになりたい!”と思って、進学先も大学ではなく、東京のファッション専門学校を選びました」

上京し、ファッションを学んでいた真山でしたが、専門学校卒業後に選んだ就職先は、まさかのテレビ番組制作会社。思い切った方向転換をします。

「東京でいろいろな経験をするうちに、夢がさらに広がってしまったんです。専門学校時代、アルバイトでプロのスタイリストのアシスタントや販売員を掛け持ちするようになると、ファッションに対する想いはそこですっかり満足してしまって。

じゃあ、この先どうしよう?と考えた時に、ずっと好きだったエンターテインメントの世界で人に喜んでもらうもの作りに挑戦したくて、テレビ番組の制作会社に就職してアシスタントディレクターになりました」

ニュースを扱う昼の情報番組の制作に携わり、「毎日が忙しくて休みがない月もあったり」という生活が数年ほど続いた頃、気持ちに大きな変化が訪れました。きっかけは、東日本大震災。ニュースを伝える側にいるうちに……。

「震災の被災地の状況などをリアルに感じている中で、自分が仕事を通じてどう貢献したいのかを深く考えるようになりました。その経験をきっかけに、自分の進むべき道を改めて見つめ直し、その後新たなチャレンジのため制作会社を退職しました 」

「グッズを作るのが一番楽しい」と気づき、ポニーキャニオンに入社

▲阿部真央やeill、『進撃の巨人』など彼女が関わったグッズを前に

20代後半のとき、彼女はもう一度自分の進路に向き合います。

「興味が多いのは悪いことではないですが、将来をちゃんと考えるなら、ここで道は定めたほうがいい。一番やりたいことは何だろう?と考えていったら、子どもの頃からずっと心に残り続けていたのは“音楽”だったんです」

そこで、出版やウェブメディア、大型フェスの主催でも知られる企業に入社します。新人バンドの発掘オーディションを担当し、その後は、自分がバンドのマネジメント業務も手がけるようになりました。

ですが、音楽A&Rやファンクラブ運営、グッズ制作など、バンドにまつわる全ての業務をこなした期間は、やりがいと同じくらい肉体的な負担も大きく、再び、彼女は自分を見つめ直します。そして1つの答えが見つかったのです。

「グッズを作っている時が一番楽しい!と感じていたことに気づきました。アパレルグッズの素材の知識や簡単なデザインを組むことには、専門学校時代のスキルが役立ちましたし、何より、グッズを買ってくれた方が喜んでくれるのを見るのが嬉しい。

自分がライブやイベントでグッズを買うことも大好きですし、グッズ制作を一生続けられる仕事にしたいと、転職先を探していた時に出会ったのが、ポニーキャニオンの中途採用でした」

グッズ制作専門会社ではなく、ポニーキャニオンを転職先に選んだのにも理由があります。

「やはり、“音楽”の事業を原点にしてきた会社だったからです。その上、ポニーキャニオンは音楽に限らず、アニメ事業、映画事業などいろいろなジャンルを手がけています。

また、会社員であるからには、他の部署に異動になるかも知れない。そんな時でも自分の能力を活かせる仕事はあるだろうし、今後やりたいことが変わった時も、社内で携われる仕事を探すことができるはずと思って、採用試験を受けました」

アーティストのこだわりを叶えるために心掛けていること

2022年に入社し、業務にも部署にもすぐになじむことができたそうです。

「グッズ制作という仕事では、外部の業者さんとのお付き合いも重要なのですが、バンドマネージャー時代にも同じようなことをやってきたので、スキルも活かしやすかったです。中途入社だと周りになじむまで時間がかかるかなと少し思っていたのですが、最初に感じたのは、職場環境の良さでした。周りの先輩や同僚も親しみやすい方ばかりですし、休みも積極的に取ってほしいと言われています。

また、業務状況に応じて在宅対応もできますから、家族のためにもマイペースに仕事ができて助かっています」

入社して現在まで、複数の担当アーティストのライブグッズをメインに、アニメ作品のイベントグッズなど、手がけるグッズ制作は幅広いジャンルに及んでいます。

「進行としては、ライブなど案件が決まったタイミングで、当社のアーティスト・アニメ作品の担当者から、グッズの担当者に話がきます。まずは、社内でスケジュールなどの打ち合わせをし、そのうえでアーティストやクリエイターと何を作るかを相談します(社内スタッフでアイテムを決めることもあります)。

要望をもとに具体的な商品内容を考え、デザイナーにデザインを発注し、制作業者を選定。サンプルが出来上がると、社内外の関係者の意見から修正点をフィードバックし……というやり取りを経て、グッズが完成します」

また、アーティストグッズの場合で大事にしなければならないのは「ライブコンセプトとデザインテイスト」だと言います。

「アルバムや新曲を引っさげてのライブグッズなら、そのコンセプトに似合うものだと、アーティストからもファンからも喜んでいただけます。さらにアーティストの趣味趣向が反映されていれば、もっとファンのみなさんは喜んでくれます。なので、アーティストとのコミュニケーションは大切ですね。

ただ、アーティストがこういうものを作りたいとこだわっても、ロット数との兼ね合いや金額設定、納期と照らし合わせると、実現が難しいことも少なくないのです。アーティストのこだわりもよくわかる。でも制作業者さんの言うこともわかる。両方の希望を叶えられるように調整していくのも、私の仕事ですね」

特に印象的だったアーティストグッズを聞いてみると「石ですね!」という答えが返ってきた。

「アーティストから『石の置物を作りたい』というリクエストがあって、イメージしていたのは手のひらサイズの置物だったのですが、そもそも石を扱う専門の業者さんがなかなか見つからなくて、どう進めるか悩みました。そこで制作業者さんと『この素材を加工すれば石らしく見えるのでは?』とかなり打ち合わせを重ねて、アーティストに提案したところ、とても喜んでいただけました。

実際に販売した時も、私たちの予想以上にファンのみなさんに好評で、追加生産することになったくらいです。本当に作れてよかったです 」

彼女が担当している阿部 真央eillといったアーティストは、ファッション性の高さや流行にも敏感です。トレンドを意識するためには、日々の情報収集も欠かせません。

「情報収集は、SNSを活用しています。エゴサでファンの好みをリサーチしたり、最近のファッショントレンドは韓国系から生まれることも多いので、そういうチェックもMDマーケティング部では全員やっていますね。またグッズ制作業者さんからも人気グッズの傾向や新商品情報をいただいて、ヒントにさせてもらいます」

アニメグッズのやりがいは、こだわりの意見を提案できること

▲『進撃の巨人』のファンが訪れる聖地で「調査兵団マント」をまとい記念撮影。現地のファンからも声をかけられたそうです

印象的だった事柄としてもう一つ挙げてくれたのは、TVアニメ『進撃の巨人』のグッズ制作です。2024年1月に開催されたTVアニメ10周年記念イベント『進撃の巨人10th ANNIVERSARY “ATTACK FES”』、11月公開の『劇場版「進撃の巨人」完結編 THE LAST ATTACK』グッズを手がけました。 

「『進撃の巨人』を担当できたことは、自分にとってとても大きな出来事でした。実はアニメが始まった頃は、原作を少し読んだくらいだったんです。でもグッズ制作をするにあたって、原作とアニメにあらためて触れたら、過去に途中で読むのを止めてしまった自分を叱りたいくらいおもしろくてハマりました。

そうしたら、自分の中からこういうグッズを作りたいという気持ちが高まって、デザイン回りから商品から、いろいろ提案をさせてもらったんです」

 『進撃の巨人』ほどの大ヒット作になると、考え得るグッズはもう出尽くしています。そこで考えたのは「既発グッズがあるものはより仕様を豪華に!」。そして「自分も欲しいグッズを新たに!」というテーマでした。

『進撃の巨人』 宣伝担当の照屋とも相談しながら『進撃の巨人10th ANNIVERSARY “ATTACK FES”』で販売した「調査兵団マント」や「調査兵団コート」は素材もグレードアップし、飾りをプリントから刺繍に変えるなど、クオリティを向上。劇場版グッズには、新テイストの商品を提案しました。 

「事後通販した劇場グッズ「コスチュームキューピー」は、思い入れが強いです。作品コラボも多いグッズですが、とてもかわいいので絶対に『進撃の巨人』でも作りたかったんです。

制作過程では、キャラクターをどこまで縮小して再現するかを原作の講談社さんとも相談させていただき、素敵な「コスチュームキューピー」にできました。ファンの皆さんからも好評で、とても嬉しかったです」

アニメグッズ、キャラクターグッズには、アーティストグッズと違う苦労、やりがいがあるそうです。 

「キャラクターをぬいぐるみなど立体化する場合は、顔のパーツの位置や大きさが数ミリ違うだけで印象が変わるので、細かい修正には徹底してこだわります。

アーティストグッズは本人の希望に沿っていいものを作るのがやりがいですが、アニメグッズはもっと自由度が高いので、何を作りたいかから自分の意見をより投入できるのがやりがいですね」

その上で、どんなジャンルのグッズ制作でも一番にこだわるのは、「自分が欲しいと思えるクオリティであるかどうか」だと言います。

「もちろん、購入してくださるお客様の層に合わせてではありますが、自分が手にして“これは欲しい!”と思えるクオリティであるか否かは、重要なポイントです。いいデザイン、いい素材で全てが希望通りにできればベストですが、やはりどこかで妥協は出てきます。

だからこそ“売れるか、売れないか”だけでなく、自分が“いちファンとして、使いたいか、欲しいと思えるか”を大事な判断材料にしています。それは商品内容についても同じです。だから、想いを込めて作ったグッズを身につけている方を、街中で見かけた時は幸せを感じますね」

そして今も、彼女のグッズ作りへの愛情は高まり、挑戦したいことも増えています。 

「アニメ関連では、作品として完結した『進撃の巨人』グッズをもう一度作りたいです。こうしたらファンの方々にもっと喜んでもらえたかもという反省点もあるので、また挑戦したいです。アーティストグッズでは、時代の最先端を追うグッズを作っていきたいです。そしていつか、自分でイラストを描いたり、デザインしたグッズを作れたらと思います」

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※ 本記事はtalentbookに掲載されている、株式会社ポニーキャニオンのストーリーを紹介しています。

※ 記事の部署名等はインタビュー当時のものとなります



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