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2023年に新卒入社し、映像専門職として名古屋のテレビ局でニュース番組の記者として働くM・S。学生時代はオンラインでオーストラリアの大学授業を受講し、芸術祭のボランティア活動にも参加しました。「視聴者の心を動かすこと」を大切にするM・Sが、記者のやりがいやドキュメンタリー制作への想いを語ります。

就活時は、勤務地にもこだわったというM・S。「名古屋は東京・大阪に比べると家賃が安く、電車などのアクセスも良好です。名古屋城や熱田神宮、水族館や動物園など休日に楽しめるスポットが豊富なのが魅力です!」
学生時代に注力したのは「とにかく挑戦してみること」でした。大学では外国語を学んでいたので、学んでいる外国語を母語にする国へ留学したいと思っていました。ですが、コロナ禍で留学の希望は叶わず…。そのような中、オンラインでオーストラリアの大学で受講できることを知り、1年ほど受講しました。メディアを専攻したのは、もともとTVや映画が好きで、海外の方がメディアをどう捉えているか日本とは違う角度で考えてみたかったからです。映画学やジャーナリズムの授業を通じて、語学学習のほか海外のメディア文化について触れることができました。映画学の授業では、黒澤明監督の作品やジャパニーズホラーの話題が上がり、やはり日本は時代劇とホラーの印象が強いんだと感じました。現地の学生とのグループワークや、映画のエッセーを苦戦しながら英語で書いたことが特に印象に残っています。
もともと芸術に興味があったので、愛知や長野で芸術イベントのボランティア活動にも参加していました。美術館で面白いと思った作品を来館者の方に案内しながら一緒に鑑賞する活動で、幅広い年代の方々と交流できました。このボランティア活動がきっかけとなり、大学のゼミでの研究テーマは「芸術祭」にしました。100人以上にアンケートをとったほか、瀬戸内海や越後妻有の芸術祭に実際に足を運んで調査するなどし、研究を進めました。
就職活動では、クリエイティブな仕事がしたいと思い、テレビ業界をメインに新聞社や広告業界などを中心に企業を探しました。クリエイティブな仕事を選んだのは、小さいころから書道を習っていたほかアートが好きで、創意工夫次第でより魅力が高まるものに興味があったからです。一方で、地元の三重県で働きたいという気持ちもあり、IT系や金融関連など幅広く選考を受けました。
C&R社への入社の決め手となったのは、多くのテレビ局とネットワークを持っていることと、一人ひとりに担当エージェントが付くことです。入社後、どのようなテレビ番組を担当したいか幅広い選択ができますし、もし配属先が自分に合わなかった場合でも、別の番組に異動できる選択肢があるのが魅力でした。また、担当エージェントが付くことで、常駐先で悩み事があっても気軽に相談できるという安心感もありました。

旅行先に行くと、その地のローカルニュースを見るのがちょっとした楽しみになっているという
入社後は、社会人としての基礎的なマナー研修やAIに関する研修などで、今の時代にクリエイティブ業界で活躍するうえで必要な知識を身に付けました。テレビ業界も変化の波にさらされる中、新しい技術にも対応できる力を養う環境が整っていたと思います。
研修を終えてからは、映像専門職として名古屋のテレビ局に配属になり、夕方のニュース番組の記者として働いています。東海三県での取材のほか、企画、撮影素材のプレビュー、原稿執筆、編集担当との編集作業、テロップの発注など、放送にかかわる一連の工程を担当しています。
名古屋に配属になって感じたのは、入社年次が低くても様々な挑戦ができる点です。長い間下積み期間が必要というところもあると聞きますが、名古屋では独り立ちが早く、1年目から自分の企画を持てる機会も多いと思います。
これまでの経験で印象に残っているのは、H2Aロケットの最後の打ち上げに密着取材したことです。ロケットは主に愛知県内で製造していたので東海エリアの技術者を取材し、この地域の技術者が日本の宇宙開発を支えていると感銘を受けました。ロケットの打ち上げを行う種子島に1週間ほど滞在し、ロケットファンを取材し、打ち上げなどを目の当たりにしました。打ち上げは夜間で、ロケットが打ち上がると炎の影響で周辺は昼間のように明るくなり、メリメリ…という打ち上げの衝撃音も忘れられません。最後の打ち上げとあり、県外から多くの人が島に殺到する時期で、飛行機や宿泊予約も一苦労でした。この企画が初めて15分を超える作品で、どう構成するか悩みましたが、監修者や編集者のみなさんにアドバイスをもらいながら、なんとか作り上げました。
戦後80年の企画では、B29搭乗員の息子であるアメリカ国籍の方を取材し、父が名古屋空襲に参加していたことに関するインタビューを行いました。また、東海道新幹線の保守車両が脱線事故を起こした際には、アナウンサーと一緒に丸一日事故現場で取材を続け、猛暑の中、1日に8回もの中継対応に追われたこともあります。自社や系列局の担当者との連絡や周辺情報の収集など、今までで一番ハードな現場だったと感じています。
これまでの仕事の中で最もやりがいを感じたのは、2024年に取材した企画が映像コンテストで受賞した時です。愛知県内の高校生が、自分たちで作ったカメラ付きのバルーンを宇宙まで飛ばし地球の撮影をするという挑戦に密着し、壁にぶつかりながらも成功するまでを追った作品でした。視聴者や同僚から「高校生たちの表情が良く撮れていた!」「テロップやトリキリ(*)などが工夫されていた」といった声を多くいただき、他局の方からも称賛のコメントをいただいたときは、本当に励みになりました。
(*)トリキリ:映像からスライド・テロップなど別素材に切り替える、または被写体を画面いっぱいに映す、静止画を映すこと
一方で、失敗も経験しました。午前中に東京で撮影した素材を名古屋の局に伝送し、その日の夕方のニュースで放送する日のことです。
取材場所が地下で、電波が悪く素材を送れない事態が発生しました。本来は撮影している素材をそのまま名古屋の局に送る(生中継のような形式)予定だったのですが、すべて撮影してから電波のつながる場所に移動して伝送しました。たまたまカメラを2台使っての撮影で素材の量が多かったほか、伝送のタイミングが遅れてしまい、名古屋の局で編集する方に迷惑をかけてしまいました。取材場所は電波がつながるか?という確認をしていなかったために発生した失敗です。この経験から、事前確認の重要性を痛感しています。
社会人になって成長したと思うのは、学生時代はバラエティやドラマばかり見ていた私ですが、記者として働く中で、様々な事象に目を向けるようになりました。またニュースを担当することになり、ニュース番組は時間のない中、様々なプロフェッショナルの力を集結させて作っていることや、ニュースには地元の知られざる出来事が詰まっているのがわかりました。今では新聞も見て、地元の興味を引くニュースを探しています。生放送の一枠を担う責任感も強まり、テレビの前には何万人もの視聴者がいることを意識するようになりました。
映像制作で大切にしているのは、喜怒哀楽、どのような感情でもよいので、視聴者の心を動かすことです。私自身、小さい頃からドラマやバラエティ番組を見るのが大好きで、「楽しい」「面白い」「悲しい」などいろいろな感情を抱け、テレビを見ている時間は幸せだと思っていました。大げさかもしれませんが「テレビを見ている時間は嫌なことも忘れられた」と思ってもらえたらうれしいですね。
短期的な目標は、ドキュメンタリーを作ることです。ニュース取材では、1分にも満たない短い放送尺の映像になることもあれば、素晴らしい出会いがあり取材を重ねていけば1時間のドキュメンタリーにもなります。何かそこに熱があるような方や事象に長期間にわたって取材をし、1本のドキュメンタリーを作りたいと考えています。
中長期的には、現在のニュース番組の記者だけでなく、ドラマやバラエティの制作にも挑戦したいです。小さい頃からドラマやバラエティ番組を見るのが好きだったので、C&R社が持つ多くのテレビ局、番組制作会社とのネットワークを活かし、多種多様な仕事を経験したいと思います。何事にも恐れず挑戦していきたいです。
この仕事で大切だと感じるのは、柔軟さです。素直さに近いと思いますが、人や物事に対して臨機応変に対応できる柔軟さがある方に向いていますね。また、何かを創造する上では、柔軟な発想も重要だと考えています。特にディレクターや記者をめざす方であれば、多くの人とコミュニケーションをとる中で、聞くところは聞く、譲れないところはしっかり議論できる素直さが必要です。クリエイティブな仕事だからこそ、この姿勢が活躍の鍵になると思います。
C&R社は全国の多くのテレビ局、映像制作会社とネットワークを持っていることが一番の強みです。「このテレビ番組に関わってみたい!」という憧れが実現できる可能性があります。さらに、他のジャンルの番組に挑戦したいと思えば、異動することもできます。 また、担当のエージェントが付くので、悩み事などを気軽に相談できる環境です。例えば、常に行動を共にするディレクターと馬が合わないということも。そんな時、担当エージェントが近くにいるのは心強いですね。
テレビ業界は、たいへんなのでは?というイメージをお持ちかもしれませんが、困難を乗り越え、自分が企画した内容で視聴率が上がったり、ネット配信で反響が大きかったりすると、大きな達成感を得られます。映像を通じて人々の心を動かしたいという方、ぜひ一緒にこの世界で活躍していきましょう!
メディア・エージェンシー・グループ 第四・ディビジョン 第二・セクション
2023年に大学を卒業し、新卒で映像専門職として入社。名古屋のテレビ局で報道番組を担当し、記者として日々の事件・事故や地元の話題を取材するほか、企画立案、原稿・テロップ制作など放送までの一連の業務を担当。無類のドラマ好きで、今後の目標はドラマの制作に関わること。
※ 本記事はtalentbookに掲載されている、株式会社クリーク・アンド・リバー社のストーリーを紹介しています。
※ 記載内容は2026年3月時点のものです
この記事のライター
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