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UIデザイナーが効率的に作業を行うには、Webサイトやアプリ設計に特化したUIデザインツールの活用がおすすめです。とはいえUIデザインツールには多くの種類があり、対応している利用環境も異なるため、どれを使ったらよいか悩んでいる人もいるのではないでしょうか。
今回はおすすめのUIデザインツールを有料・無料に分けて紹介し、それぞれの機能や特徴、選び方まで解説します。
UIデザインツールとは、WebサイトやWebアプリケーション開発におけるUIデザインの制作に役立つツールです。
UIデザインツールが登場する以前は、PhotoshopやIllustratorなどの画像編集ソフトで作業を行うのが一般的でした。もちろん現在も画像編集ソフトでの作成は可能です。しかし、UIデザインツールにはWebサイトやWebアプリケーション開発に特化した機能や、デザインを共有する機能などが備わっています。そのため、ツールを使用することで効率的に作業を進められるでしょう。
UIデザインツールには種類があり、それぞれ特徴や利用環境が異なります。この記事では、有料と無料に分けておすすめのUIデザインツールを紹介するので、自分の状況に合ったツールを探してみてください。
また「UIデザイン」について詳しく知りたい方は、以下の記事もあわせてご覧ください。
有料のおすすめUIデザインツールとして、以下の5つを紹介します。
それぞれ機能や特徴、料金、利用環境などを踏まえて、自分に合ったデザインツールを見つけましょう。
「Sketch」は、Bohemian Coding社が提供しているUIデザインツールです。UIデザインに特化した豊富な機能が搭載されており、2010年9月のリリース開始から現在まで長く愛用されています。
個人向けに30日の無料トライアルもあるので、まずはお試し利用するのもよいでしょう。macOSのみ対応で、Windowsを利用している方は利用できないため注意が必要です。
| ツール名 | Sketch |
| 料金 | スタンダード:13ドル/月(月払い)、11ドル/月(年払い) ビジネス:22ドル/月(年払い) |
| 主な機能 | ・スマートなレイアウト ・多くの機能(形状、文章、色、スタイル、画像)で簡単にデザインが可能 ・プロトタイプの作成 ・リアルタイムでの共同作業 |
| 対象OS | macOSのみ |
| 無料トライアル(あり/なし) | あり(標準サブスクリプションのみ) |
「Drama」は、PixelCut社が提供しているUIデザインツールです。プロトタイプやアニメーション作成に優れており、3D表現や動画の活用など、豊富な機能でUIデザインの幅を広げられます。
MacOS対応アプリを開発するためのツールなので、Windowsでは使用できません。ただ「Drama Mirror」のアプリをインストールすることでiPhoneでも操作が可能です。アニメーションの作成に興味がある人は、まず14日間の無料トライアルから始めてみてもよいでしょう。
| ツール名 | Drama |
| 料金 | 標準:99ドル/年 教育目的:無料 |
| 主な機能 | ・アニメーションの作成 ・3Dレイヤー ・動画を使用したデザイン ・Drama Mirrorアプリをインストールすれば、iPhoneやiPadでプロトタイプの操作可能 ・ビデオでのチュートリアル有り |
| 対象OS | MacOS iOS |
| 無料トライアル(あり/なし) | あり(14日間) |
「Balsamiq」は、Balsamiq Studios社が提供しているUIデザインツールです。サイトの設計図となるワイヤーフレームを直感的に作成できます。リアルタイム共有が可能なので、UI設計の効率化も叶うでしょう。
ドラッグ&ドロップというシンプルな操作性により、すぐに使い方をマスターできるのもBalsamiqの特徴。「アイデアをすぐに形にしたい」「プロジェクトをサクサク進めたい」という方は、まずは14日間の無料体験から試してみてください。
| ツール名 | Balsamiq |
| 料金 | スペースの数ごとに課金 2プロジェクト:9ドル/月または90ドル/年 20プロジェクト:49ドル/月または490ドル/年 200プロジェクト:199ドル/月または1,990ドル/年 |
| 主な機能 | ・ワイヤーフレームの作成 ・UIのアイデアを簡単にスケッチできる ・シンプルな操作性で初心者でも使いやすい ・リアルタイム共同作業 ・Slackとの連携 ・クラウド上(Dropbox)での保存可能 |
| 対象OS | Windows macOS |
| 無料トライアル(あり/なし) | あり(14日間) |
「FlowMapp」は、Webサイトの設計図を作るのに最適なUXデザインツールです。視覚的にサイトの構造を把握できるビジュアルサイトマップや、ユーザーの行動を可視化するユーザーフローの作成に特化しています。
ワイヤーフレーム制作からコンテンツ管理、提案書や請求書の作成までこのツール1つで完結できる点が魅力。AIによる自動サイトマップ生成機能もあり、戦略的なWebデザインを作成したい方に最適です。
| ツール名 | FlowMapp |
| 料金 | Free:0ドル Pro:15ドル Team:35ドル Agency:99ドル ※年間プランなら45%オフ |
| 主な機能 | ・ビジュアルサイトマップ作成 ・ユーザーフロー設計 ・アプリデザインのワイヤーフレーム作成 ・豊富なテンプレートの提供あり ・AIによる自動サイトマップ生成機能 ・提案書や請求書の作成 |
| 対象OS | ブラウザ (OS不問) |
| 無料トライアル(あり/なし) | あり(1つのプロジェクト、20ページまでは無料) |
「UXPin」は、サイトやアプリ開発の初期段階での試作モデルを作成するのに適したプロトタイピングツールです。実際のプログラミングコードを反映した部品を使ってデザインできるため、本物のアプリのように動く高精度な試作が可能となります。そのため、デザイナーから開発者への連携もスムーズに行えるのが大きな魅力です。
全プランで14日間の無料トライアルが可能なので、まずは試してから導入を検討してみても良いでしょう。
| ツール名 | UXPin |
| 料金 | Free:0ドル Core:49ドル Growth:69ドル Enterprise:要お問い合わせ ※年払いで40%オフ |
| 主な機能 | ・ワイヤフレームの作成 ・ユーザージャーニーの設計 ・WebサイトやWebアプリケーションのプロトタイプ作成 ・ほかツールとの連携が可能 ・すべてのプロトタイプにセキュリティ設定が可能 ・リアルタイムで共同作業が可能 |
| 対象OS | ブラウザ(OS不問) |
| 無料トライアル(あり/なし) | あり(14日間) |
次に、無料のUIデザインツールとして、以下の4選を紹介します。
それぞれの詳細について、見ていきましょう。
「Figma」は、Figma Inc.が提供しているUIデザインツールです。ブラウザ上で操作できるため、ソフトウェアをインストールする必要がありません。一部の有料プランには、デザインからコード情報を抽出できるDev Mode(開発モード)という機能があります。コーディングまでFigmaひとつで完結するのも大きな魅力です。
オンラインホワイトボードの「Figjam」と併用することで、デザイナー以外にもプロジェクトに関わる人全員で進捗を確認でき、業務の効率化が叶います。
| ツール名 | Figma |
| 料金 | ・スターター:無料 ・プロフェッショナル コラボシート:750円/月(月払い)、450円/月(年払い) Devシート:2,250円/月(月払い)、1,800円/月(年払い) フルシート:3,000円/月(月払い)、2,400円/月(年払い) ・ビジネス(年払いのみ) コラボシート:750円/月 Devシート:3750円/月 フルシート:8,300円/月 ・エンタープライズ(年払いのみ) コラボシート:750円/月 Devシート:5,250円/月 フルシート:13,600円/月 ※学生および教育関係者は無料 |
| 主な機能 | ・デザインの作成 ・プロトタイプの作成 ・制作物のコーディング ・リアルタイムでの共同作業 ・多くの他製品と連携可能 ・オンラインホワイトボード「Figjam」との連携可能 |
| 対象OS | すべてのOSで利用可能 |
| 無料トライアル(あり/なし) | 有料プランの無料トライアルなし |
「Framer」は、Framer B.V.が提供しているUIデザインツールです。コーディングなしでアニメーションの作成・公開ができ、初心者でもクオリティの高いサイト制作ができます。またクライアントやチームメンバーなど、誰でも簡単にサイトの編集ができるのも大きな特徴です。
レイヤーのアニメーション化やAIツールなど豊富な機能が搭載されているため、まずは無料で試してみてから有料プランを検討するのもおすすめです。
| ツール名 | Framer |
| 料金 | ・年払い Free:無料 Basic:1,027円/月 Pro:3,081円/月 Scale:10,270円/年 ・月払い Free:無料 Basic:1,540円/月 Pro:4,620円/月 Scale:年払いのみ |
| 機能・特徴 | ・自由形式のキャンバス ・Figmaからのコピペ機能 ・レイヤーのアニメーション化 ・AIツール ・SEOやデータ分析 ・クライアントやチームメンバーでも簡単に編集可能 |
| 対象OS | Windows macOS Chrome OS iOS |
| 無料トライアル(あり/なし) | 有料プランの無料トライアルなし |
「STUDIO」は、STUDIO株式会社が提供しているUIデザインツールです。ノーコードでWebサイトのデザインやアニメーションを作成できるため、デザインやコーディングスキルに不安がある人でも、簡単にオリジナリティ溢れたWebサイトを制作できます。
運営母体が国内企業のためサポート体制も万全です。日本語のFAQが充実しているため疑問点を解消しやすく、初心者でも安心して利用できます。
| ツール名 | STUDIO |
| 料金 | ・年払い Free:0円/月 Mini:590円/月 Personal:1190円/月 Business:3,980円/月 Business Plus:9,980円/月 Enterprise:要問合せ ・月払い Free:0円/月 Mini:1,290円/月 Personal:1,720円/月 Business:5,460円/月 Business Plus:12,900円/月 Enterprise:要問合せ |
| 主な機能 | ・ノーコードでWebサイト制作が可能 ・位置調整やレイアウトの直感的な操作 ・よく使うデザイン要素のシンボル化機能 ・CMS機能を搭載 ・リアルタイム共同編集 ・アニメーションの作成 ・豊富なフォントの種類 ・外部サービスとの連携可能 |
| 対象OS | すべてのOSで利用可能 |
| 無料トライアル(あり/なし) | 有料プランの無料トライアルなし |
「Miro」は、RealtimeBoard Inc.が提供しているオンラインホワイトボードツールです。アイデアの共有やワイヤーフレームを使ったアプリ設計など、UIデザインにも有効活用できます。サイト上で付箋を使ってブレインストーミングをしながらUI設計を進められるので、リモートでの共同作業にも便利です。
日本法人のミロ・ジャパン合同会社によってサポートやヘルプページが充実しているので、安心してサービスを活用できるでしょう。
| ツール名 | Miro |
| 料金 | 利用アカウント毎に課金 ・年払い Free:無料 Starter:1,160円/月 Business:2,320円/月 Enterprise:要問合せ ・月払い Free:無料 Starter:1,595円/月 Business:3,190円/月 Enterprise:要問合せ |
| 主な機能 | ・オンラインホワイトボード ・ビデオチャット機能 ・豊富なテンプレート ・画像やファイルの取り込み ・外部ツールとの連携可能 ・付箋キャプチャ機能 ・ボード上で作成したコンテンツの自動保存 |
| 対象OS | Windows macOS |
| 無料トライアル(あり/なし) | Businessのみあり(14日間) |
ここまでおすすめのUIデザインツールの機能や特徴を紹介しましたが、実際に使用するにあたって何を意識して選べばよいのか悩みますよね。ここでは、UIデザインツールの選び方5つを紹介します。
それぞれのポイントについて、詳しく見ていきましょう。
「UIデザインツールを使ってみたい」という初心者の場合、知名度や利用率の高いものを選ぶのがおすすめです。初めからシェア率の低いUIデザインツールを使ってしまうと、操作でつまづく可能性があります。
そのため「STUDIO」のような日本企業でも広く使われている有名なツールであれば、操作で困った場合に調べれば答えを見つけやすいでしょう。また、ジョブチェンジを目指すのであれば、求人票でよく指定されているツールの操作を身に着けるのがおすすめです。所属企業やクライアントの使っているUIデザインツールを利用することで、プロジェクトをスムーズに進行できます。
個人利用ではなく複数人で作業するような案件の場合、「共同作業ができるかどうか」も重要なポイントです。複数人で共同作業ができるUIデザインツールであれば、チーム内での認識の齟齬やミスを減らしながら、効率的に作業できます。
共同作業といってもさまざまなケースがあります。たとえば「Figma」のように、リアルタイムかつ同じデザインを共同編集できるものもあれば、「Miro」のようにアイデアを可視化しながら進められるものもあります。どんな共同作業がしたいかも、業務やプロジェクト単位で確認できると良いでしょう。
前述したとおり、UIデザインツールには有料・無料のものがあります。ツールにどのくらいの予算を割けるのかを決め、無理のない範囲で使えるツールを選びましょう。
また、自分が欲しい機能がひとつのツールにすべてそろっているとは限りません。料金プランによって、使える機能やスペース数などが異なるUIデザインツールも多く存在します。現状で自分のUIデザインに必要な機能を洗い出してから、ツールを検討することが大切です。
UIデザインツールのなかには、基本的な機能は無料で使えるツールや、トライアル期間を設けているソフトもあります。初めて使う場合や海外製のツールを使用する際は、操作性を確認するためにも無料で試してみるのがおすすめです。
使い勝手や機能面を確認してから、有料プランを検討すると良いでしょう。
UIデザインツールによっては、対象OSが限られていることがあります。たとえば「Drama」はMacアプリを作成するためのUIデザインツールなので、Windowsでの使用は想定されていません。
インストール型のUIツールはどちらか一方のOSにしか対応していないことが多いので、心配な方は「Figma」のようなブラウザ型のツールを選ぶと安心です。
Webサイトやアプリ設計を効率的に行えるUIデザインツールは、多くの企業やクリエイターに利用されています。種類が豊富で、機能や特徴、料金、利用環境がそれぞれ異なるため、ぜひ記事の内容を参考に自身に合ったツールを選んでみてください。
また、UIデザインツールの実践的な使い方を学びたい方は、スクールの活用もおすすめです。女性向けキャリアスクール・SHElikes(シーライクス)にはUIデザインコースがあり、UIの基本やデザインツールの使い方などを完全オンラインで学べます。無料体験レッスンも実施しているので、UIデザインを学びたい方はぜひ参加してみてください。
この記事のライター
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