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結婚は、これからの人生をより豊かにする幸せな変化です。一方で、生活環境の変化をきっかけに、「結婚しても仕事を辞めたくないけれど、このまま続けられるだろうか」と不安を感じることもあるかもしれません。
この記事では、結婚後に仕事を辞めることになる理由や、仕事を辞めることで生じるデメリットを解説します。そのうえで、大切なキャリアを諦めずに、無理なく続けるための具体的な方法や、仕事と家庭の両立を実現し、理想の働き方を叶えた女性たちの事例を紹介します。
結婚という変化を楽しみながら、自分らしいキャリアを再設計するための参考にしてください。
「結婚しても仕事を辞めたくない」という思いがあっても、ライフイベントによる予期せぬ変化で、退職を検討せざるを得ない状況に直面することがあります。ここでは、結婚後に仕事を辞めることになる代表的な理由を解説します。
それぞれの背景を知り、現在自分が置かれている状況を見直す参考にしてください。
自分自身に仕事を続けたい意思があっても、パートナーや親族からの「家庭に専念してほしい」という要望が、退職のきっかけになることがあります。内閣府の男女共同参画社会に関する世論調査(令和6年)によると、「夫は外で働き、妻は家庭を守るべきである」という考え方に賛成(「どちらかといえば」を含む)とする人は33.1%*1存在します。
賛成の割合として最も多いのは「育児・介護・家事と両立しながら、妻が働き続けることは大変だと思うから(61.3%)*1」という回答で、相手の負担を気遣う意識が背景にあることがうかがえます。一方で、家事や育児を誰が担うのかという前提において従来の役割分担意識が影響しているケースもあり、そうした価値観の相違が、退職を勧める流れにつながることもあります。
遠距離恋愛を経て結婚する場合、どちらかが相手の住む地域へ引っ越す必要が生じ、その結果離職に至ることがあります。これは「仕事を続ける気がなくなったから」ではなく、引っ越しによって今の職場に通勤できなくなるという、物理的な制約によるものです。
特に、対面業務が必須な職種や、テレワーク制度が整っていない職場では、結婚生活と現在の仕事の両立が難しくなり、退職を選択せざるを得ないケースもあります。さらに、転居先ですぐにこれまでのスキルを活かせる職場が見つかるとは限らず、環境の変化を機に一度キャリアを中断する選択につながることもあります。
結婚後の生活を想像し、「今の業務量で家事と両立できるだろうか」と将来への不安から退職を選ぶケースも見られます。
先述の内閣府の調査によると、性別役割分担に反対する人の77.2%*1が「固定的な夫と妻の役割分担の意識を押しつけるべきではない」と回答。この割合は前回調査より上昇しており、意識改革が進んでいると捉えられます。しかし、実際の生活では家事や育児の分担が十分に見通せない場合も多く、「自分一人に負担が偏るのではないか」という不安が、仕事を続ける判断を難しくする要因となっています。
以下の記事では、結婚を機にキャリア面の不安を感じている方に向けて、パートナーとの役割分担のポイントや結婚前に準備しておきたいことについて解説しています。キャリア設計を考える際のヒントにしてください。
結婚を機に退職すべきかどうかは、今後の働き方や生き方にも大きく関わる重要な選択です。特に、「本当は仕事を辞めたくない」という気持ちがある場合には、慎重に検討する必要があります。ここでは、結婚による退職がもたらす主なデメリットを解説します。
自分がどこに不安を感じているのかを整理し、後悔のない選択をするための判断材料にしてください。
結婚を機に仕事を辞めると、世帯全体の収入が減少し、家計に余裕がなくなる可能性があります。もともと仕事を続ける前提で生活設計をしていた場合、想定していた収入を失うことになり、経済面での不安をより強く感じやすくなるでしょう。
共働きであれば収入源が複数あるため生活費や貯蓄に余裕を持ちやすい一方、どちらかが離職すると一人分の収入に依存する形になります。結果として、住宅購入や教育費、老後資金といった将来の計画を立てにくくなり、生活設計の自由度が下がってしまう点は無視できないデメリットです。
一度仕事を離れると、再就職の際にブランク(離職によるキャリアの空白期間)が懸念されるケースがあります。特に実務経験の継続性が重視される職種では、空白期間によってスキルレベルを客観的に示しづらくなるためです。その結果、条件の良い仕事に就くのが難航する場合があります。
また、家庭との両立で勤務時間や働き方に制限が生じると、応募できる求人そのものが限られてしまうことも。結婚前と同じ水準でのキャリア再開や納得のいく選択がしづらくなる可能性がある点は、念頭に置くべきデメリットといえるでしょう。
結婚を機に仕事を辞めることで、「社会との接点が減ってしまった」という悩みを抱える人は少なくありません。職場は収入を得るだけでなく、多様な情報や価値観に触れ、自分の役割を実感できる場所でもあるからです。
離職によって仕事の接点がなくなると、日常で社会との関わりを感じる機会が以前より少なくなります。その結果、「家庭以外の自分の居場所が減った」と感じ、孤立感を抱いてしまうケースもあるでしょう。こうした環境の変化は、仕事を続けたいという思いが強かった人ほど、心理的な負担として感じやすくなります。
本当は仕事を続けたいという気持ちがあったにも関わらず退職した場合、自己肯定感が揺らぐ人もいます。仕事を通じて担ってきた役割や評価の場がなくなることで、「社会への貢献度」や「自分らしさ」を実感する機会が減ったと感じるためです。
仕事を辞めたからと言って本人の価値が下がるわけではありません。しかし、キャリアを大切にしてきた人にとって、社会的な役割の変化が心理面に影響を与える可能性がある点は、事前に知っておきたいデメリットの1つです。
「結婚しても仕事を辞めたくない」という願いを叶えるためには、従来の働き方や考えに固執せず、視野を広げることが大切です。ここでは、無理なくキャリアを守るための5つのアプローチを紹介します。
「仕事を辞めるしかない」と結論を出す前に、今の環境やリソースをどう活用すれば仕事を継続できるのか、具体的な可能性を探ってみましょう。
仕事を継続するためには、パートナーとの協力体制が不可欠です。「どちらかが家事をメインでやる」という曖昧な状態ではなく、お互いの繁忙期や、将来の育児を想定した具体的な分担を事前に話し合っておきましょう。
自身の「仕事を辞めたくない」という意思を前向きに伝え、共有することで、パートナーも「二人で解決すべき課題」として捉えやすくなります。
すぐに退職を決断する前に、現在の職場にある制度を確認することも重要です。育児・介護休業に限らず、時短勤務やフレックスタイム制、リモートワークなどの制度が整っていれば、生活環境の変化に合わせて働き方を調整しやすくなります。
こうした制度や仕組みを把握しておくことで、仕事のパフォーマンスを保ちながら、私生活との両立を検討しやすくなるでしょう。「自分の職場にそんな制度はない」と思い込まず、まずは就業規則をチェックしてみてください。意外な支援制度が見つかったり、今後の交渉のヒントになったりすることもあります。
正社員としてのフルタイム勤務に負担を感じる場合は、時短勤務やパートタイムなど、働き方を柔軟に変えることもキャリアを途切れさせない有効な選択肢です。勤務時間を短くすることで、家庭と仕事のバランスを保ちながら、仕事との接点を持ち続けることができます。
一度退職すると再就職のハードルが上がりやすい一方、勤務形態を変えてでも仕事を継続していれば、将来的にフルタイムへ戻る余地を残しやすくなります。長期的なキャリア形成を考えるうえでは、「辞めるか続けるか」の二択ではなく、今の自分に合ったペースを選ぶことが大切です。
結婚後も仕事を続けながら家庭との両立を目指すうえで、家事の外注や便利なリソースを取り入れることも1つの方法です。
家事代行や料理配達サービス、または最新の時短家電を活用すれば、日常的な作業負担を軽減でき、そのぶん仕事に集中したり休息を取ったりする余裕を確保しやすくなります。外注にかかる費用は、長期的にキャリアを維持するための投資です。「家事は自分でこなすべき」という固定観念を手放し、必要に応じて外部の力を借りることで、無理なく働きやすくなるでしょう。
結婚後も仕事を続けやすくするためには、場所や時間の制約を受けにくいスキルを身につけることが有効です。たとえば、Webデザインやライティング、プログラミングやマーケティングなどオンライン完結できる仕事は、在宅勤務や業務委託といった柔軟な働き方を実現しやすい分野です。
こうしたスキルがあれば、引っ越しやライフステージの変化に合わせて働き方を調整しやすくなり、キャリアを中断せずに済む可能性も高まります。将来に向けた備えとして習得しておくことで、仕事を続ける選択肢を広げることができるでしょう。
結婚後も仕事を辞めたくないと感じている人には、女性向けキャリアスクール「SHElikes(シーライクス)」がおすすめです。SHElikesでは、Webデザインやライティング、マーケティング、動画編集など、場所や時間に縛られずに働くための50以上の職種スキルが定額で学び放題。パソコン1つでどこでも働けるスキルを身につけておくことで、結婚後も働き方の選択肢を広げやすくなります。
また、受講生限定のコミュニティやイベントが充実しており、同じような悩みを持つ人や、結婚・出産後も理想の働き方を実現している人と交流できる点も特徴です。こうしたつながりは、一人で抱え込みがちな不安を整理するきっかけになり、自分に合った働き方を考えるうえでの支えになるでしょう。
結婚しても仕事を辞めたくないと悩む一方で、今の働き方を続けることに限界を感じている人も多いのではないでしょうか。そのようなときには、実際に働き方を変えて理想を叶えた人の姿が何よりのヒントになります。ここでは、SHElikesで学び、自分らしいキャリアと家庭の両立を実現した3名の事例を紹介します。
結婚後も仕事を続けたいと考える人は、ぜひ参考にしてください。
フルタイムの事務・経理職として働いていたmamiさんは、引っ越しを機に通勤時間が長くなり、残業で帰宅が遅くなる日々が続いていました。働き方を見直すなか中で、子育てをしながら在宅で働く親戚の存在を知り、場所に縛られない働き方に関心を持ちます。そしてフルリモートで働くにはスキルが必要だと感じ、SHElikesへ入会しました。
学習初期は挫折も経験しましたが、コミュニティ参加をきっかけに事務経験とデザインやライティングスキルを掛け合わせ、「デザインもできるオンライン秘書」として強みを確立。子育てと学びを両立しながら、半年でフリーランスとして独立しました。環境の変化に合わせてスキルと働き方を更新し、結婚後も自分らしい働き方を実現した事例です。
専業主婦を経て通販会社の事務職に就いたクガイシオリさんは、心身を削る業務によるストレスから転職を考えるようになりました。しかし、事務以外のスキルがなく、選択肢は限られていたと言います。
転機となったのはSHElikesへの入会です。さまざまな職種スキルをつまみ食い受講するなかで自分の適性を見極め、コーチングを通じて今後のキャリア像を整理。さらに、受講生コミュニティの運営に挑戦したことが、企業からのスカウトにもつながりました。
現在はライティングやコミュニティ運営などを組み合わせた複業フリーランスとして活動し、月収は会社員時代の最大1.5倍に。結婚後もスキル次第で働き方の選択肢を広げられることを示す事例です。
3人の子どもを育てながらカフェでパート勤務をしていたakiさんは、家庭を大切にしつつ収入を増やしたいと考え、在宅で働ける仕事に関心を持ちました。そしてWebデザインを学ぶためにSHElikesへ入会したものの、慣れない作業に苦戦。そんなとき、コーチングを通じて「Webデザイナーにならなければ」という思い込みに気づき、自分が本当にときめくことを見つめ直します。
その後、SHElikes内のママ向けコミュニティの運営に関わるなかで、「明るく人を巻き込む力」が自分の強みだと実感。イベント企画・運営も経験し、100人規模の企画も成功させました。現在は家族の理解を得ながら、好きなことを軸に仕事と家庭を両立。身近な人を大切にしながらも、キャリアアップやキャリアチェンジを目指せることを示す事例です。
結婚をきっかけに仕事を辞めるか悩む背景には、環境の変化や周囲からの期待、将来への不安など、一人では抱えきれないほどの要因があるはずです。しかし、そこで「仕事を辞める」という選択肢だけに絞る必要はありません。働き方や生活スタイルを見直したり、スキルを身につけたりすることで、無理なくキャリアを継続する道は見えてきます。
その手段の1つとして、女性向けキャリアスクール「SHElikes(シーライクス)」を頼ってみませんか?SHElikesでは、Webデザインやライティング、マーケティング、動画編集など50以上の職種スキルがオンライン完結で学び放題。受講や交流を通じて視野を広げながら、自分にぴったりの働き方を納得いくまで探せる環境が整っています。
まずは、無料体験レッスンで、あなたらしい「これからの働き方」を一緒に描いてみましょう。
※出典
*1:内閣府世論調査|男女共同参画社会に関する世論調査(令和6年9月調査)2.家庭生活などに関する意識についてより
この記事のライター
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SHEsharesは、女性向けキャリアスクールSHElikesが運営する、自分らしいキャリアのヒントが見つかるライフスタイルメディアです。Webデザインやライティングなど、未経験からスキルを身につけ、理想の働き方を叶えた女性たちのインタビューを豊富に掲載。キャリアチェンジの成功談や仕事事例などを通じて、一歩踏み出したい女性の背中を押し、新しい生き方のきっかけを提案しています。
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