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エッセイライティングに興味はあるけれど、何から始めればいいのかわからない方も多いのではないでしょうか。エッセイライティングとは、日々の何気ない瞬間の出来事を、自身の視点で綴った文章のことです。
この記事では、エッセイの基本的な構成から書き方のコツ、さらには読者の心をつかむテクニックまで、ライター初心者でもすぐに実践できるポイントを紹介します。自分の考えや感情を文章で自由に表現したい方は、ぜひ参考にしてください。
エッセイライティングとは、自分の想いや考えを自由に表現する文章を書くことです。ここでは、エッセイの概要や日記・コラムとの違いについて解説します。
エッセイとは、特定のテーマに対して書き手の視点や意見を交えて、自由に綴る文章のことです。形式や構成に厳しい決まりはなく、書き手の個性や感性を表現できるのが特徴です。
エッセイライティングでは、自分の経験や感情を率直に伝えることで、読者の共感を得られます。初心者ライターでも基本的な書き方のコツを押さえれば、魅力的なエッセイ記事を執筆できるでしょう。
エッセイ・日記・コラムは、読み手や目的に違いがあります。日記は自分のための記録であることが多く、コラムは事実をもとに読者を納得させることが目的です。
一方、エッセイは自分自身の感情や意見を積極的に盛り込み、読者に共感や興味を持たせることを目的としています。そのため、エッセイライティングでは、自分の体験や考えを独自の視点で表現しつつ、読者の心をつかむ工夫が必要となります。
エッセイライティングの仕事には、個人ブログやWebサイトでの発信から、雑誌やオンラインメディアに掲載されるコラムの執筆まで幅広く存在します。
また、企業の広報活動のひとつとして、自社の商品やサービスに関連するテーマでエッセイを書くことも。特定のテーマにもとづいて依頼を受ける場合もあり、読者の共感を得られるよう構成の工夫が求められるでしょう。
エッセイに決まった型はありませんが、読み手に想いを届けるためには基本的な構成を知っておくことが大切です。構成を意識することで、よりメッセージが伝わりやすくなります。
エッセイは「イントロダクション(序論)」から始まります。読者がこの先を読み進めるかどうかを決める、重要な部分といえるでしょう。たとえば、日常のふとした瞬間の情景描写から始めたり、読み手の心に深く刺さる問いかけを投げかけたりするなどの工夫が求められます。
自分自身の体験にもとづいたリアルな言葉を添えることで、読者との距離を縮めるきっかけが生まれるはずです。
次に、エッセイのメインとなるのが「ボディ(本論)」です。ここで大切なのは、心の揺れ動きを丁寧に描写すること。たとえば、「悲しい」という感情も、胸が締め付けられるような痛みなのか、空っぽになったような虚無感なのか、その種類はさまざまです。
細かなニュアンスを言葉にすることで、読者はあなたの心情をよりリアルに感じられるでしょう。
最後は「コンクルージョン(結論)」で締めくくります。体験を通して自分がどのように感じたのか、あるいはどのような変化があったのかという「気づき」を綴るのがポイントです。
出来事の報告だけで終わらせず、独自の視点を最後に添えることで、読み手の記憶に残りやすくなります。文章で伝えたかったメッセージを書き、読者の背中を押せると「読んで良かった」と思われるエッセイになるでしょう。
エッセイライティングではテーマを決め、どのように文章を展開していくかがポイントとなります。以下でエッセイの書き方のコツを6ステップで紹介するので、ぜひ参考にしてください。
エッセイを書こうと思っても「何を書けばいいかわからない」と悩む人は多いです。そこで、まずはエッセイの「トピック」を見つけるところから始めましょう。トピックは、日常の中で気づいた小さな違和感や、心が動いた瞬間の中に隠れています。
たとえば、「道端にいた猫を保護したときの葛藤」や「旅行先で触れた異文化に対する驚き」などが一例として挙げられるでしょう。日常の出来事とそのときどう感じたかをメモする習慣をつけると、エッセイのトピックを見つけやすくなります。
書きたいトピックが見つかったら、伝えたい内容を整理しましょう。漠然と書き始めると話が散漫になりやすく、読者に意図が伝わりにくくなります。
最初に「どんなテーマで書くのか」「何を読者に伝えたいのか」を考え、思いついたアイデアを書き出すのがおすすめです。これにより、自分の考えが明確になり、文章の道筋が見えてきます。整理ができたら、核となるメッセージを1つに絞り、それを軸にエッセイを展開していきましょう。
エッセイを書く目的を明確にすることも大切です。エッセイは「自由に綴る文章」ではありますが、思いのまま書くのでは不十分です。「このエッセイを通じて何を伝えたいのか」を意識することで、読者の心に響く文章になります。
たとえば、「読者に共感してもらいたい」「新しい視点を提供したい」「自分の経験を共有したい」など、ゴールをはっきりさせることで、文章に一貫性が生まれます。
エッセイを読んでもらうためには、誰に向けて書くのかを意識することが大切です。読者の年代や関心、価値観を考慮すると、より心に響く文章を書きやすくなるでしょう。たとえば、同じテーマでも若い世代向けならカジュアルな文体が適し、ビジネス層向けなら理論的で落ち着いた文体が好まれる傾向にあります。
また、ターゲットが明確になれば、適切な語彙や構成も見えてきます。読者の視点に立って「どのような内容が求められているのか」を考えながら執筆するのがポイントです。
文章の構成を考える際は、伝えたい内容の要素を洗い出し、それらを論理的につなげていきます。まず、エッセイに盛り込みたいエピソードや事実、感想をリストアップし、それらをどの順番で展開すれば効果的かを整理しましょう。
一般的には序論・本論・結論の流れを意識し、書き出した要素を無理なくつなげることで、読みやすくまとまりのある文章になります。
最後に、読者の興味を引き、エッセイの内容が端的かつ的確に伝わるタイトルをつけます。タイトルは、記事の第一印象を決める重要な要素です。ポイントは、タイトルに具体的なキーワードを入れること。
たとえば、「◯◯について考えてみた」のようにテーマを絞り込んだり、「△△の魅力とは?」といった疑問形のタイトルを使ったりするのも効果的です。最初にタイトルを考えるのではなく、本文を書き終えてから内容に合ったものを考えると良いでしょう。
エッセイライティングには、押さえておくべきいくつかのテクニックがあります。
読者の心をつかむエッセイを書きたい方は、ぜひチェックしてみてください。
エッセイで読者に強い印象を与えるためには、書き出しと締めの部分をうまくつなげることが大切です。冒頭で提示したテーマや疑問に対して、結びの部分でしっかりと答えを示すことで、文章全体にまとまりが生まれます。
たとえば、最初に「自身の経験した出来事」を語り始めたなら、最後にその経験から得た教訓や気づきを述べることで、読者の心に響く構成に仕上がるでしょう。
同じ語尾や表現が繰り返されると、読者に単調な印象を与えてしまいます。エッセイでは、語尾のバリエーションを増やし、リズムのある文章を心がけましょう。
たとえば「〜です」「〜ます」といった語尾ばかりではなく、「〜でしょう」「かもしれません」などの柔らかい表現を取り入れると、読みやすさがアップします。また、メリハリをつけるために短い文と長い文を組み合わせるのもおすすめです。
エッセイでは自分の感情をそのまま伝えるよりも、間接的な表現で心情を描くと、読者の想像力を刺激できます。たとえば、ただ「嬉しかった」と書くのではなく、「心がじんわりと温かくなった」と描写すれば、読者はその感情をより深く感じ取れます。
このような比喩や描写を使うことで、読む人に強い印象を与え、共感を引き出せるでしょう。直接的な表現だけでなく、余韻を残す言葉選びがポイントです。
エッセイを書く際に、カメラワークを意識すると情景や感情をより具体的に伝えられます。自分が「カメラマン」になったつもりで、どの場面をクローズアップするか、どの視点から描くかを考えてみましょう。
たとえば、登場人物の表情や周囲の風景を細かく描写することで、読者にその場にいるかのような感覚を味わってもらいやすいです。また、視点を切り替えることで、物語に動きと深みを加えることもできます。
エッセイライティングを上達させるおすすめの練習方法は、以下の4つです。自分らしいエッセイを書けるようになりたい方は、ぜひ参考にしてください。
エッセイライティングでは、自分の感情を深掘りすることが大切です。ただ「楽しかった」「悲しかった」と表現するだけでは、読者から共感を得ることは難しいでしょう。感情を深掘りする練習として、自分が体験した出来事について「なぜその感情が生まれたのか」「どんな状況だったのか」を具体的に思い出すことがおすすめです。
たとえば喜びを感じた瞬間には、周囲の風景や音、匂いまで思い返して書き出すことで、よりリアルな表現ができるようになります。
自分の書いたエッセイを音読することは、文章のリズムや不自然な表現がないかを確認するために効果的な方法です。書いているときには気づきにくい言い回しの違和感や、同じ語尾の繰り返しなども、声に出すことで発見しやすくなります。
また、音読することで読者がどのように感じるかを客観的に捉えやすくなるでしょう。文章が滑らかに読めるか、引っ掛かる部分がないかを意識しながら音読し、必要に応じて表現を調整してみてください。
エッセイライティングを上達させるには、とにかく書くことが不可欠です。最初から完璧な文章を目指すのではなく、思いついたことを自由に書き出すことで、自分のスタイルや表現方法が磨かれていきます。
最初はテーマを決めずに日常の出来事や感じたことを書くだけでも、十分な練習になります。書いた後に読み返してみて、自分の言葉や視点にどんな特徴があるのかを確認するのも効果的です。
文章が形になったら、noteやブログなどで発信してみましょう。noteは「創作大賞」などのイベントを行っており、出版社やテレビ局など34もの幅広いメディアが選考に参加しています。そのためメディアの目に留まると、書いたエッセイが書籍化や映像化、さらには連載につながる可能性も。
発信から仕事につなげるには、自分を見つけてもらうことが欠かせません。アカウント名に「エッセイライター」などの肩書きを添えたり、これまでの実績をまとめたポートフォリオを作成したりすることで、依頼をもらえるチャンスが広がります。
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また、コースの中で実際に書く経験も積めるため、エッセイライターとしての最初の一歩を踏み出せるでしょう。
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SHEで実施しているコンペやSHE WORKSについて以下の記事で詳しく解説しています。こちらも合わせてチェックしてみてください。
エッセイライティングの魅力は、自分の想いや考えを自由に表現できることです。また、文章力そのものを高めるための練習にもなります。エッセイライティングの仕事は、ブログ記事やコラム、書籍の執筆、企業の広報資料作成などさまざまなので、ぜひスキルを磨き案件にも挑戦してみてください。
SHElikesでは、ライティングをはじめとする人気講座の内容を体験できる無料レッスンを随時開催しています。興味のある方は、ぜひ一度参加してみてはいかがでしょうか。
この記事のライター
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SHEsharesは、女性向けキャリアスクールSHElikesが運営する、自分らしいキャリアのヒントが見つかるライフスタイルメディアです。Webデザインやライティングなど、未経験からスキルを身につけ、理想の働き方を叶えた女性たちのインタビューを豊富に掲載。キャリアチェンジの成功談や仕事事例などを通じて、一歩踏み出したい女性の背中を押し、新しい生き方のきっかけを提案しています。
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