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楽に家事が続くのは、賃貸マンションにある変わった掟が理由

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今回は北欧暮らしをしている日本人妻の私が、毎日頑張らなくても家事が楽々に継続できる裏話をお届けします。海外に住んでいると家事においてもちょっとだけ慣れないこともありますが、意外と簡単に、楽にしてくれることもあるんです。

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目次

洗濯機は住人と共同で予約制。これが困ると思ったら、非常に楽だった件

みなさんはどのくらいの頻度で洗濯をされていますでしょうか?子供の多いご家庭や大家族ではきっと毎日、同棲でも二日に一回くらいはお洗濯をされているのではないでしょうか?

我が家は夫婦で二人暮らしですが、おおよそ7日〜10日毎にそれまで溜めておいた大量の洗濯物を一気にまとめて洗濯しています。

実は、私の暮らしているフィンランドには、洗濯機をマンションに住む住人と共同に使わなければならないシステムのところがまだ残っています。

もちろんほとんどのご家庭が自前の洗濯機を使用するのがフィンランドでは一般的ですが、例えば100年くらい前に建てられた古い様式のマンション、学生アパートなどでは場所によって、洗濯機が共同ということがあるのです。

こんな風に、決まった時間にしか洗濯機は使えません。さらに、使用したいときは地下室にある予約表に1時間ずつ名前を書いて予約をするというルールがあります。

最初はかなりの抵抗がありましたが、慣れて来るとこれが意外と楽チン。その理由は、

・ 毎日できないので、つまりは毎日しなくていい
・ まとめて洗濯するので、洗う、干す、たたむの作業がまとめて全て終わる
・ 洗濯機の大きな音を部屋の中で聞くことがない

共働きなので洗濯を毎日すると朝か夜の時間をどうしても洗濯に費やす必要がありますが、いつでも洗濯機が使えない分、割り切ってどかんとまとめて洗濯をできるのは、時間のない忙しい主婦には逆に嬉しく感じるものです。

もちろん洗濯日には、膨大な量の重い洗濯物と地下室の洗濯室との行き来で、激しい戦いになりますが、一気に洗濯物が片付く清々しさは一種の楽しみでもあります。

マンションには巨大な乾燥室まで!乾燥は激早、干しやすさ抜群

さて、洗濯室があると必ずあるのは乾燥室。フィンランド人はどこの家庭でも基本ベランダに洗濯物を干すというよりは、部屋干しの人が多いように見受けられますが、我が家のマンションでは、地下室に大きな乾燥室があり、いつでも無料で使用できます。

乾燥室には大きな乾燥機がついており、ほんの数時間で洗濯物がすぐ乾燥。何時間も続けて一気に洗濯物をしている間に、どんどん最初に洗った洗濯物が乾くのでそれを取り込み、同時期に洗濯物が片付いてかなりラクラク。

さらに布団カバー、シーツなど大きいものを洗った時も干しやすく、室内なのですぐに取り込まないといけないようなこともありません。忙しい夜は夜中までほったらかしでもOK。

この便利さでまたも、家事に手をかける時間がカットされています。

食洗機は一般的。毎日丸ごと洗いで時間をカット!

フィンランドの家庭では食洗機が主流。どこの家庭でも、必ずと言っていいほど食洗機を見かけます。

というのも、私たちが住んでいる古い賃貸マンションでさえ食洗機がキッチンとセットで付いていますから、引っ越した時に購入する必要さえありませんでした。

使った食器はどんどん食洗機の中に溜めていくので、食事の後で毎回洗い物をすることはありません。さっとキッチンを片付けるくらいで、毎晩1回まとめて洗って終わり。

そのため、朝に使ったコップは水洗いでさっと洗って乾かして、夜ももう一度使うようにして洗い物を減らし、1日の中で食器をたくさん使う癖も減らすことができます。

仕事の後、夜からご飯を作るだけで力尽きてしまうこともありますが、お皿洗いをしなくていいので、これまた洗濯物と同じで家事の時間が短くなり、とっても楽になりましたね。

洗濯機は週に約1回、食洗機も1日1回しか回さない、というプチ節約も含めた家事では、何でもかんでも洗い物を増やす癖がなくなります。

忙しくて毎日きっちり洗濯物、洗い物をできない私にとっては、こういう制限があると「楽していいよ」というサインになり、少しですが時間の節約にもなっています。

同棲、新婚夫婦、一人暮らしをしている方、毎日毎日継続して家事をしなくても、こんな風にルールを設けてちょっと気を抜いてみるのはいかがでしょうか?

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この記事のライター

あおい

フィンランド在住フリーランスデザイナー&ブロガー。北欧ライフスタイル・フィンランド旅行情報・国際結婚の日常などをお届けするブログ「スオミの旦那と一生一笑」を運営。日本語を勉強中の旦那(あれちゃん)とのユーモアたっぷり4コマ漫画と、国際結婚のコラムが人気。フィンランドをもっと身近に感じてもらうべく、日本に向けて様々なプロジェクトも運営中。

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