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料理研究家・野菜ソムリエのsachiです。ぷるんとしていて見た目が涼し気な、夏の和菓子としても重宝されるわらび餅。今回は、もちもちぷるんで優しいお味、片栗粉で作る、豆乳わらび餅をご紹介します。
わらび餅は、わらび粉に、砂糖・水を加えて火にかけながら練り上げて作る、日本の伝統的な和菓子です。使用するわらび粉は、わらびの地下茎を叩いて、ほぐして、洗って取り出したデンプンを使用しますが、とても高価なものです。
わらび餅の歴史は古く、醍醐天皇の好物で大夫の位を授けたので、岡大夫という異名を持つほど。また、凶作に見舞われた農家の非常食であったとも言われています。
現在では、奈良県はわらび粉の名産地で、奈良や近くの京都には、たくさんのわらび餅の名店がみられます。私は東京住みですが、スーパーでも見かける程、ポピュラーな和菓子になっていますね。
通常はわらび餅はわらび粉を使用しますが、今回ご紹介するわらび餅は、お家によくある片栗粉で代用して、水を豆乳に変えて作ります。豆乳で作ると、優しい味わいになり、片栗粉でも、じゅうぶんもちもちぷるんな、わらび餅が出来ちゃいますよ♪
豆乳 220ml
片栗粉 大さじ3杯
砂糖 大さじ2杯
きな粉 適量
黒蜜 適量
① 鍋に、豆乳・片栗粉・砂糖を入れて、混ぜ合わせます。
② ①を火にかけて混ぜながら中火で加熱し、粘りが出てきたら弱火にして、ツヤが出るまでさらに練り上げ、火から下ろします。
③ まだ熱いうちにバットに移して平らに伸ばし、粗熱が取れたらラップをして、冷蔵庫で1時間程冷やしておきます。(冷やし過ぎると固くなるので、注意して下さいね。)
④ スプーンを2本使って、食べやすい大きさに切り分けて、形を整えます。
⑤ きな粉を振ったお皿に乗せて、さらに上からきな粉と黒蜜をかけたら、完成です!
豆乳を使った優しい味わいのミルキーなわらび餅なので、いちごやブルーベリーなどのフルーツソースをかけても、美味しく頂けます。アレンジとしては他に、抹茶を加えて練り上げ、抹茶をかけたわらび餅なども。
わらび餅に、お茶を添えて、ティータイムを楽しんでも良いですね!思い立ったらすぐ作れる、片栗粉で作るわらび餅で、お家のおやつタイムを楽しんで下さいね!
この記事のライター
野菜ソムリエ
sachi
19870
料理研究家・野菜ソムリエ・料理ブロガー(LINE公式ブロガー)・クックパッドレシピエール。レシピ開発、メディア出演・掲載など。健康的で体にもお財布にも優しい、簡単に作れるお料理をブログにて紹介しています。
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