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シメはちょっと意外なアレ。サバ缶で瞬速!トムヤムクン鍋

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まだまだ寒いこの時期。体の芯からあったまる“鍋物”は、食卓で呑みつつ、作りつつ、つまみつつ…晩酌の友としても嬉しい存在。だけど、和風な鍋は、さすがに飽きた…って方も多いのでは? 今回の鍋は、ピリ辛エスニック。鍋のあとの絶品スープは、ちょっと意外なアレで〆ます。

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小さな土鍋のススメ

大勢でわいわい囲む大きな鍋も楽しいもの…ですが、我が家の晩酌兼晩ご飯で使うのは、だいたいこの写真左の小さな土鍋。

三重県伊賀の土楽窯の口付黒鍋の七寸。直径約21cmの土鍋です。

湯豆腐も常夜鍋もキムチ鍋もモツ鍋も、この土鍋で。程良い量で作りつつ、ちょこちょこつまんで、さらに次のラウンドはちょっと味を変えつつ具材を追加。
さらに、〆はうどんか中華麺なのか、リゾットにいくか…なんて様々変化させつつ、色々楽しめるというのがまた最高でして。

テーブルの上をドーンと占領しきってしまわない、“鉢”的なサイズ感も気に入っています。

その昔、大きな9寸の土鍋で同じような事をしていたもので…、最初もしっかり、二味目もしっかり、〆もがっちり食べて、それはそれはみるみる太って、エライことになってしまったことがありました(笑)。

そんな意味でも、私のようなタイプには、程良いサイズの鍋がおすすめ、なのであります。

これさえあれば、5分でトムヤムクン

寒くなると、ほんっと相撲部屋か!と思うほど“鍋”率の高い我が家。鍋って、おいしいし、あったまるし、簡単だし、ヘルシーだし、洗い物も少ないし…。いいこと尽くし!

“鍋”は続いても、味は日替わりで、醤油に味噌に中華にイタリアン…。アジアンな鍋も食べたいなーと思っていた時、見つけたのがコレ。トムヤムペースト。こんな便利なモノがあったんですねー。

スープに溶き入れれば、みるみるタイのトムヤムクンになってくれるという、凄いヤツなのです。

そして、もう一つ、頼りになるのが缶詰。ストックできるから、買い物にいけない日でも本当に助かります。鯖缶をサバの旨味たっぷりの漬け汁ごと使えば、スープいらず。

トムヤムペーストとレモンのお陰で、魚の臭みもなく、旨味たっぷりトムヤムクン鍋のできあがりー!

サバ缶であっという間に完成!トムヤムクン鍋

材料

サバ缶…1缶
水とサバ缶の漬け汁…あわせて200ml
トムヤムペースト…小さじ2(メーカーによって辛さが異なります。味見をして加減してください)
厚揚げ…1枚
パクチー…1株(なければセロリでも)
ミニトマト…2個
レモン…1/4個
ライスペーパー…2枚

作り方

① 厚揚げは5mmの厚さ、パクチーは食べ良い長さ、ミニトマトは半分に切ります。

② 鯖缶の漬け汁と水をあわせて200ml用意し、トムヤムペーストを溶かします。

③ 鍋に鯖と②を入れ火をつけます。沸いて来たら、①を入れ、火が入ったらレモンを絞って頂きます 。

〆は、ライスペーパーでフォー気分

そして鍋のお楽しみと言えば、鍋あとの絶品スープですよね。このために鍋をした、と言っても過言ではないくらい!

「トムヤムクン鍋」のあとにも、全ての旨味を吸い取ったおいしいスープ、できてます!

ご飯を入れたトムヤム雑炊も、うどんやインスタント麺を入れたトムヤム麺もいけますが、何と言っても、イチ押しはコレ。

ライスペーパー!鍋の上でパリパリっと適当に割って、スープの中でちょっと煮たら、とろとろー。まるでベトナムのフォーのよう。

フォーだと、あらかじめ水で戻しておいたり、ちょっと一手間かかりますが、ライスペーパーは、ただ割るだけ。〆の頃には、すっかり酔っ払っちゃってても、大丈夫。

手間いらずで最後まで楽しめます(笑)。

そして、小さな土鍋は、片付けもラクチン。軽いし、小さいから洗うのもラクラク。

最初から最後まで、良いこと尽くしの小さな土鍋。使ってみませんか?


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この記事のライター

広島の器と道具の店「LOUTO」店主/フリーランスエディター

田中雪絵

地元福岡にて編集部に勤務後、フリーランスのエディターとして活動。2008年に器と道具の店「LOUTO」を主人の実家のある広島に開店。自身が実際に使い、惚れ込んだ器や道具を、使い手の実感を込めて紹介する。また月に一度、企画展や作家の個展も開催。何よりの楽しみは、毎日の料理と晩酌!

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