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不妊治療を始めると、いい結果が出ますように…と期待していても、思うようにならないこともよくありますよね。妊活の先輩ポチ子さんも、期待とがっかりを繰り返しながら、夫婦で支え合って妊活を続けています。そこにいつもあるのは「希望」なのです。
1年間の手探りの妊活に区切りをつけ不妊治療をすると決めた時、私の中には“治療をすれば大丈夫だろう”という気持ちがありました。
初めて不妊治療専門のクリニックを予約した時には
“これで悩みが解決される。やっと自分も家族が築ける”
と安心感のような気持ちも湧いてきて、受けた事のない不妊治療に対して、とても期待をしていました。
初診で院長先生から
「不妊治療は頑張って治療したからと言って必ず結果に繋がるわけではありません」
と言われ、心を見透かされたようで、ドキッ…としました。
院長先生から不妊治療を受ける心構えをたくさん教えていただき、私の中の
『不妊治療=子供ができる』
という安易な考えはなくなりました。
院長先生から「過度な期待はしないように。でも希望は持っていて下さい。」と言われ、今でも希望だけは持ち続けています。
不妊治療を開始し、“過度な期待はしない”と言えど、それでも最初はヤル気満々で鼻息荒く治療に臨みました。
全てが目新しかったという事もあり“痛い・怖い”検査や治療にもポジティブにテンション高く取り組み、わりと楽しんで不妊治療を受け止めていました。
しかし、採卵の失敗や、受精卵の全滅、やっと移植にたどり着いても『陰性』…という結果を繰り返すうちに、希望を持ち続ける事すら難しくなってしまいました。
とくに『陰性』という結果のダメージは、治療に対する気持ちを深く深くえぐっていきました。
不妊治療を始めてから何度か治療をお休みしました。
気持ちの糸が切れてしまい、治療に通う事自体を苦痛に感じる事もあったり、費やした治療費や年月を考えると震える事も多々ありました。
その度、夫と、自分達の人生について話し合いお互い納得し不妊治療を続ける選択をしてきました。
私達夫婦の不妊治療はまだ続いています。
この数年間で私の中にある“希望の光”は心細いくらい小さなものになってしまいましたが、その小さな希望を持ってこれからも夫婦で励んでいこうと思っています。
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この記事のライター
ポチ子
10481
1978年生まれ2011年に結婚しました。約1年間の自己流妊活後、不妊治療を受ける決意をし治療開始。同じ悩みを持つ方や、不妊治療について知りたい方にとって、少しでも参考になればと思い自分自身の不妊治療の体験をブログで綴っております。
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