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ナチュラルフード・コーディネーターの茂木奈央美です。この時期ならではの新じゃがを味わうなら、手作りニョッキはいかがですか?じゃがいもの甘さと、もちもちとした食感のシンプルなニョッキは、どんなソースにも合います。じゃがいもと小麦粉、塩の材料3つを混ぜて形を作るだけ。今回は簡単なレモンクリームソースと一緒にレシピをご紹介します!
ニョッキ
・じゃがいも…300g(中サイズ2~3個くらいです。)
・小麦粉…90g(※薄力粉、強力粉、全粒粉、セモリナ粉などお好みの種類。)
・塩…小さじ1/4弱
・打ち粉用小麦粉…適量
レモンクリームソース
・有塩バター…10g
・生クリーム…200ml
・牛乳…100ml
・ガーリックパウダー…少々(チューブなどでも可。)
・レモン果汁…小さじ2~3
・塩コショウ…適量
トッピング
・粉チーズ…適量
・レモンの皮…適量
・刻みパセリ…適量
・粗びきブラックペッパー…適量
【ニョッキを作る】
卵やチーズを入れないシンプルなニョッキは、じゃがいも本来の味がしっかりと味わえます。
① じゃがいもは、皮付きのまま4等分にして蒸し器で柔らかくなるまで15分ほど蒸す。(中心まで、しっかりと柔らかくなるまで蒸してくださいね!少量なので電子レンジで蒸しても大丈夫ですが、その場合、水分が抜けすぎないように注意して下さい。)
② 蒸しあがったら、冷めないうちに皮を剥く。(やけどにご注意ください。)
③ 木べらやマッシャーなどを使って、上から抑えるように潰していく。
④ 細かくなったら、小麦粉と塩を加え、スケッパーやへらなどを使って切るように混ぜ、そぼろ状にする。
※使用する小麦粉について
薄力粉を使うと、滑らかで柔らかく、もちっとします。強力粉は、コシがあり粘りのある食感に、セモリナ粉は、生地を寝かせることで弾力のあるもちもち感が出ます。
写真では、全粒粉を使用しています。粒子が荒くなりますが香ばしさが加わり、ソースも絡みやすくなります。お家にストックしてある種類や、お好みで使い分けてくださいね。
⑤ ひと塊にまとめたら、3~4等分に切り分け、ひとつずつ直径2cmほどの棒状にする。これらを更に2.5~3cmの幅に切り分ける。必要なら、打ち粉をしながら作業をする。
⑥ フォークの背に⑤をひとつ置き、下半分を親指の腹でフォークの跡が付くように押し付けたら、上の潰していない方から下へ向かって転がしてニョッキの形に成形する。
※ニョッキの形について
フォークの跡を付けるのは、この溝にソースが入って絡みやすくなるからです。形に決まりはないので、自由に成形してくださいね。
例えば、写真左から、工程⑤の形を手で丸めてから中央をへこませたもの、丸めてフォークで上からおさえたもの、3~4mmに手で延ばして端からくるっと丸めたもの、フォークの背を使って転がしたもの。
⑦ 出来上がったニョッキは、沸騰した湯に入れ、浮かんで来たらすくい上げ、ザルなどに置く。(茹ですぎると水っぽくなるので、浮き上がってきたら、すぐに取り出します。)
【ソースを作る】
⑧ フライパンに有塩バター、生クリーム、牛乳を入れたら火を付け、中火でとろみが付くまで温める。
⑨ ⑦を入れ、ガーリックパウダーと塩コショウで味付けする。火を止めてレモン果汁を加える。(⑦を入れたら煮込まないようにします。)
【トッピングをする】
⑩ 皿に盛り、上から粉チーズを振り、レモンの皮を削る。粗びきブラックペッパーと刻みパセリを散らして出来上がり。
お好みでカットレモンを添えます。
ソースの代わりに、オリーブオイルを回しかけ、レモン果汁と塩コショウだけでも美味しいですよ。シンプルにじゃがいもの味が引き立ちます。
簡単な手順を動画でも紹介しています。
成形する工程も、お子さんと楽しめると思います。ぜひ、お好みの形で、お好みのソースに絡めてニョッキ作りを楽しんでみてはいかがでしょうか。
この記事のライター
ナチュラルフード・コーディネーター
茂木奈央美
8136
海外生活を経て、インドアグリーンスタイリストに。現在は、「日常と非日常を楽しむ食事」をテーマにナチュラルフード・コーディネーター、環境アレルギーアドバイザーとしてレシピ作成、カフェメニューのプロデュース、スタイリング、セミナー等を中心に活動中。自身が撮る写真が評価され、ニューヨークやロンドンで展示の経歴あり。料理を通して、毎日の生活シーンを心豊かに暮らせるヒントとレシピをお届けします。
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