ピタパンって？

中近東で食べられている平たく丸いパン。中が空洞になって焼きあがるので半分に切って中のポケットに具を挟んで食べます。日本ではドネルケバブをはさんだドネルサンドでおなじみかと思います。

底があるから具をたくさん詰め込んでも、子ども達もこぼさずに食べることができます。

この頃では冷凍になったピタパンを見かけますが、あまり売っていない印象があります。パン屋さんでもサンドに仕立てたものは売っていても、ピタパンそのものは売ってないですよね。ぜひ、手作りしてみて下さいね。

ピタパンの作り方

これまでにパンのレシピは田舎ぱん、ベーグルとご紹介してきましが、第3弾はピタパンです。

シンプルな材料でコツさえつかめば、美味しいピタパンが手作りできます。コツは丸めた生地を手の平でのばしてから麺棒をかけて薄くのばすこと。

一度で伸びないときは1個伸ばしたら、次のを伸ばして、生地を休め休め伸ばすと綺麗に伸びると思います。この時、生地が乾かないように固く絞った濡れ布巾を必ずかけて下さい。

レシピは強力粉250gになっていますが、50gを全粒粉にしても香ばしくって美味しいです。

材料（8個分）

・強力粉…250g
・ぬるま湯…140g
・きび糖…10g
・天然塩…3g
・イースト…2g
・太白ごま油…15g

作り方

①　粉にきび糖、天然塩、イースト水を入れて捏ねます。途中、太白ごま油を加えてさらによく捏ねます。

②　2倍になるまで1次発酵（今の季節30度前後の気温なら十分に室温で発酵できます）。

③　8分割にして丸め直し、手で平らに伸ばしてから縦長に麺棒でのばします。

④　250度に余熱したオーブンに入れて膨らむまで（2～3分）焼きます。

一度にたくさんオーブンに入れると膨らまないことがあるので、私は2個ずつをオーブンに入れて焼いています。
何度焼いても、オーブンの中でプ～っと膨れてくるのを見るのは感動ものです。オーブンにはり付いて見ていたくなってしまいます。

お好きな具をサンドしてどうぞ…

お休みの日のランチに具材をワンプレートにのせてセルフでいろいろ挟むスタイルは、子ども達に喜ばれます。以前にご紹介したドライカレーと味噌煮豚を今回はメインの具材に。それにレタス、トマトなどの野菜を。味がしっかりめなお肉がよく合います。

ひじきの煮物やきんぴらゴボウなどの和のおかずを挟んでも美味しいです。いろんな具材を挟んでぜひ楽しんでくださいね。

もし、膨らまないピタパンが焼けてしまった場合はピザにして食べるといいですよ。ピタパンにピザソースとチーズ、お好きな具材をのせて焼くだけ。生地がパリッとクリスピーなピザになります。

一度に食べ切れなかったピタパンは1個ずつラップに包んで冷凍保存がおすすめです。ぜひお試しくださいね！

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