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不妊治療は決して楽なものではありません。思うような結果が出ずにつらい思いを繰り返すことも。でも、夫婦で妊活を続けられる日常があることも幸せのひとつなのかもしれません。妊活の先輩ポチ子さんが健康診断で感じたこととは?
私は毎年会社で健康診断を受けています。
身体測定から検尿・検便、胸部レントゲンや、X線の検査など、数年前からは1年おきに乳ガン検査もしてもらっています。
定期的に健康診断を受けている安心感もあり、今まであまり体に不安を感じずに生活していました。
去年、健康診断を受けた後、当日中に結果が出る検査の説明を先生から受けたのですが、先生から
「片方の肺に影が写っています。これは要精密検査です。早めに精密検査を受けて下さい」と言われました。
そして
「今日お時間があるなら、今(この病院で)CTの予約を取ってスグ調べる事もできます。ご都合が悪いなら仕方ないですが、検査はできるだけ早く受けて下さいね…」と。
その日は、不妊治療のクリニックにも予約を入れていましたが、予約時間まで余裕があったのでそのままCT検査を受ける事にしました。
CTの順番を待ちながら
「○時までにCTの検査が終わってくれたら(不妊治療の)クリニックの予約に間に合うよね。今日は卵胞チェックだな~」
なんて呑気に考えていたのですが、よく考えたら
「CTで何か病気が判明した場合、採卵や移植どころじゃなくて…まず病気の治療を優先しなきゃいけない場合もあるのか…」と。
そして
「というか…病気によっては…不妊治療なんかしてる場合じゃないのかも…」と、考えるほど怖くなりました。
それと同時に、今まで大きな支障もなく自分の希望通りに不妊治療に通えていた事をものすごく有り難く感じました。
不妊治療ができる状況で、夫のサポートもあって、そして健康だった…。
不妊治療で結果が出ずに苦い思いを繰り返している事は確かなのですが、自分がいかに恵まれた環境にいたかを痛いほど感じました。
CTの結果、写っていた影は、太い血管同士が交差して写った影だと診断され、先生から「問題ありません」と言っていただきました。
そんなに不安を感じる必要のない出来事だったのかもしれませんが、CTに入る事自体初めてで、とにかく怖かったです。
有難いことに私は事なきをえましたが、“平穏な日常”というはこんなに簡単に、ある日突然ひっくり返ってしまう事があるんだと痛感しました。
待っている間はとても不安で怖い時間でしたが、今ある幸せを改めて考えさせられ、感じる事のできた貴重な時間となりました。
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この記事のライター
ポチ子
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1978年生まれ2011年に結婚しました。約1年間の自己流妊活後、不妊治療を受ける決意をし治療開始。同じ悩みを持つ方や、不妊治療について知りたい方にとって、少しでも参考になればと思い自分自身の不妊治療の体験をブログで綴っております。
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