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骨付き肉の料理って、「何となく難しそう…」「面倒?」などちょっと敷居が高い気がしていませんか?でも、一度作ると普段のおかずよりもむしろ簡単なのでは?!と思うほど手軽なんです。隠し味は焼き肉のタレ。我が家定番の簡単なのにリピートしたくなる漬けだれのレシピをご紹介します。
「オーブンで骨付きの肉を焼く」ことって、なんだか日常ではないな~と思う方も多いのではないでしょうか?そもそも「骨付きの肉は買ったことがない」という方も多いですよね。
私も実は20代の頃は骨付き肉の調理が何となく面倒なような、苦手なような気がしていました。
理由の一番は「火が通りづらい」こと。そして、単に気持ち的に複雑な調理のルールがあるのではないか…と漠然と感じていたからです。
骨付きのから揚げでもなんでも、普通の肉より火が通りづらく、何となくちゃんと火が通っているか心配だな~、ということもありました。
そんな「火が通るか」問題が、あるとき一気に解決しました。それは、「オーブン調理」!
骨付きの肉も、オーブンで時間を守って焼けば、簡単に中までしっかり火が入り、しかもジューシーに仕上がります。もちろん骨付きでないお肉も。
今や家電売り場に行くと、高機能オーブンレンジが所狭しと並び、普通の安価なレンジでもオーブン機能がついているものがほとんどです。自宅にオーブンはあるけれど、普段はレンジしか使っていないな~、オーブン機能はお菓子専用だわ、なんて方も多いですよね。
ちなみに、オーブンでお肉を手軽に焼く時の基本的な作り方はどれも一緒。チャック付の保存袋に調味料と肉を漬け込んで、後は天板に並べて焼くだけ。夕飯の準備をしている間にメインがほったらかしで焼きあがるので、実はとっても楽な調理法なんですよ。
おいしく作るコツは二つ。これさえ知っていればどんな肉でも応用可能です。
・肉は漬けだれに2時間~半日くらい漬け込む(つけたまま冷凍しておいてもOK)
・焼くときはタレは軽くぬぐって並べる。オーブンの温度は200度を目安に、肉の大きさで調節(25~40分程度)
では、さっそく作っていきましょう。
材料の他に、あると便利なのがチャック付の保存袋(ジップロックなど)と、焦げ付かないタイプのホイルです。普通のホイルの場合はオイルを塗らないと肉が焦げ付いてしまいますが、このホイルは食材が焦げ付いて取れなくなる心配がないのでとっても便利です。
材料を見ると、一見肉の分量が多いように感じますが、骨の分が多いため食べる量としては半分を想像するとちょうど良い量となります。白練りごまのコクと粘りが味の決め手ですので、これは省略せずに必ず入れてくださいね。
豚スペアリブ 800g
A 焼き肉のタレ 大さじ5
A 白練りごま 大さじ2
A レモン汁、酒 各大さじ1
A ケチャップ 大さじ2
A にんにくすりおろし 1片分
A 生姜すりおろし 大さじ1/2
① スペアリブの骨と肉の間に、フォークで何か所か刺して味が染みこみやすくする。
② Aの調味料を全てよく混ぜる。直接チャック付保存袋に入れて混ぜてもOK。
③ チャック付き保存袋に①、②を入れる。タレが肉全体にいきわたるように、袋の上からもみこむ。できれば2時間~半日冷蔵庫で漬ける。
④ 鉄板に焦げないタイプのホイルを敷き、③の肉のタレを軽くぬぐって並べる。できるだけ肉側を上にして骨を下にする。
⑤ 200度に余熱したオーブンで約25~30分間中段で焼く。オーブンによって焼き加減を調節する。こんがりおいしそうな焼き色がつき、中まで火が通れば焼き上がり。
※食べる時はペーパーナプキンやおしぼりなどを添えると食べやすいです。
見た目にもボリュームが出るスペアリブは、バーベキューやホームパーティーにもおすすめです。バーベキューではあらかじめ肉は漬けダレに漬け込んで持っていきましょう。焦がさないようにじっくりと火を通してくださいね。
ホームパーティーのオーブン料理は、アツアツをお客様に出せるので我が家でも味や食材を変えてよく作ります。鉄板に材料を並べておいて、お客様の顔を見てからオーブンに。後は一緒におしゃべりしながら、焼き上がりを待つだけです。
お家にオーブンが眠っていたらもったいない!ぜひ試してみてくださいね。
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この記事のライター
阪下千恵
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料理研究家、栄養士、家事研究家。外食大手企業、オーガニック宅配会社を経て独立。書籍、雑誌のレシピ開発を中心に、企業レシピ開発、テレビ、ラジオ等への出演、自宅料理教室開催など幅広く活動中。料理の基本、おもてなし料理、お弁当レシピまで著書多数。作りやすく温かみのある味付けに定評がある。
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